手術当日 その3 | 眼窩腫瘍・・・ 君の名は腺様嚢胞がん

手術当日 その3


遠くから「○○さん、○○さん・・・」と
呼んでいる声が聞こえました。

優しい女性の声ではなく男性の声だったので、
天国では無いことは、すぐ理解できました。(笑)


私が気がつくと、
「大きく息を吸って・・・、気分はどうですか?」
とか言われたような気がします。


このときは私は気持ち悪くて、
気は動転していました。

また、意識が戻るとと同時に、
汗が大粒の雨のように
身体中から噴き出してきました。
まるで風邪をひき、解熱鎮痛剤を飲んだ後、
大量に寝汗をかいたような感じです。


既に口から麻酔ガスや酸素吸入の
チューブは抜かれていました。

でも、チューブにより気管がダメージを
受けていたのでしょう、
非常に声が出にくくなっていて、
かすれた声で、懸命に訴えました。








「・・・気持ち悪いです、気持ち悪いです。」

これが手術度、私が発した最初の言葉でした。


・・・と書いていますが、
意識も混沌としていたので、
正確では無いかも知れませんが、
まったくのフィクションではありませんので、
お許し下さい。


「手術はどうだったのですか?
無事終わったのですね。
先生、本当にどうもありがとうございます・・・」
なんて言える余裕などありません。


「気持ち悪い」との私の言葉に、
看護師さんは吐捨物を受ける準備をし、
先生は、吐き気止めの点滴を入れてくれたようです。


次に発した言葉は、何でしょう?















「おしっこしたいのですが・・・、
このままで良いのですか?」

でした。(笑)


膀胱カテーテルを入れられることは
事前に知らされていましたが、
もし、万が一入っておらず、
漏らしたら恥ずかしいじゃないですか。

手術の麻酔から醒めた直後でも、
この程度の意識はありました。