ライバルは、フェルメール猫 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

大阪中之島美術館で『フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展』が開催されている。
「再来日」の名の如く、今回は、再来の《真珠の耳飾りの少女》が中心となる作品展。
フェルメールの作品としては「ディアナとニンフたち」の2作のみだが、
かなりの人気で、予約はもちろんのこと、日時指定まであるという超人気。
かつて、大阪市立美術館でこの絵を鑑賞したことがある。
その時の名称は「青いターバンの少女」という名称だった。


フェルメール人気は、ますます高まってきている。
寡作の画家で、彼の作品と認められているのは、わずかに37点。
だけども、日本に来たことがあるのは、おそらく25点ほど。
そのほとんどに足を運んだことがあるので、
当方は、日本に居ながらにして25点ほどをナマで鑑賞したことになる。
海外の美術館も行ったので、計算に間違いがなければ、フェルメールの作品29点を
ナマで鑑賞していると思われる。
37作品の完全制覇とはいかなくていいが、『デルフトの眺望』はナマで見たいと思う一つ。

そう思うのは、プルーストが世界で最も美しい絵と称賛し、
自身の小説『失われた時を求めて』の作中の登場人物・作家ベルゴット(ジョン・ラスキンやプルースト自身がモデルと言われている)が「こう描くべきだった」と語り、息絶えるシーンを描いている。彼の思い入れを感じるところでもある。
『デルフトの眺望』は今のところ、門外不出。
オランダに行きたしと思えど、オランダはあまりに遠し。

「フェルメール人気」の知られざる援護者はプルーストという話もある。
そのプルーストには、自身が書いた「詩」がある。
そこに載せて描いている一人は、パウルス・ポッテル。
今回の美術展でも彼の作品『水に映る牛』が出品されている。
『水に映る牛』

この作品も、プルーストが推す画家。

フェルメールの「端役」の立場で来るのが残念でもある。

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<了>