メーテルさんは登場しないのか? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

宮沢賢治の童話作品『銀河鉄道の夜』は相対性理論を意識して書いたものだという説がある。
それを裏付けるような解説が書かれている本があればと、
宮沢賢治の研究者が開いている近所の古書店を訪ねた。
たしかに書店の一角には、宮沢賢治関係の本の棚があった。


その辺りをゴソゴソと探って、『宮沢賢治・時空の旅人』というタイトルの本を見つけた。
「文学が描いた相対性理論」という副題がついている。


中をペラペラと繰るとx軸、y軸の関数らしき図表もあり、いい解説書かも知れないと直感。
女性店主に話してみると、
「目的がそれでしたら、よくわかると思います」
ということだったので購入を決め、持ち帰って一気に読んだ。

内容は、宮沢賢治作品『春と修羅(序)』の詩と『銀河鉄道の夜』についての解説が中心。
この『銀河鉄道の夜』の旅は、夜11時に北十字星を出発して、
午前3時に南十字星に着くというもの。
科学者から見れば、この旅こそ、相対性理論を秘めているという。
その辺りの道理が書かれており、一応、心地よく理解できたつもりになった。
一方の『春と修羅』の詩については、まだ気になる。

その詩の一部、気になる部分を抜粋すると、
「わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です
風景やみんなといつしよに せはしくせはしく明滅しながら
いかにも たしかにともりつづける 因果交流電燈の ひとつの青い照明です」
何とも掴めない詩。
だけども、何か深いことを語っていることだけはわかる。

この詩は、相対性理論というより量子力学という説もある。

いずれにせよ、宮沢賢治は、ちょっと次元の違う人らしい。

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<了>