この形、魚の鱗(ウロコ)のように見えるところからウロコ雲と呼んだり、
鰯(いわし)や鯖(さば)の表面の模様のようにも見えるところから、
イワシ雲やサバ雲と呼んだりもする。
この巻積雲、歳時記の季語としては「秋」。
夏のモクモク雲と違って薄い層状の雲の上部が冷やされ、いわゆる放射冷却によって生じる現象。
この雲が出ると、いよいよ本格的な秋。

この巻積雲は、絹積雲とも書く。
すなわち絹糸が集まり、積み重なったように見える雲。
絹糸は細くて強いイメージだが、そんな「絹糸」より、もっと強い張力を示すものは、
空のクモならぬ地上の”蜘蛛(クモ)”の糸。
クモの糸と言えば、芥川龍之介の短編小説『蜘蛛の糸』があるが、
これは、地獄から逃れようと必死にクモの糸を攀(のぼ)ってくるカンダタが主人公。
のぼっている最中、振り返れば、あまりにも多くの亡者がのぼってくるので、
「そんなにのぼってくれば、この糸が切れてしまうじゃないか!」
と叫んだ瞬間、その糸が切れて、哀れなカンダタは、もと居た血の池地獄に落ちてしまう。
地獄から上の方を見上げれば、ちぎれたクモの糸が見えるでしょう、
という語りで終わるストーリー。
クモの糸は、か細いイメージがあるが、
この蜘蛛が発する強い素材としての”クモの糸”の研究が進んでいる。
今、様々なベンチャー企業がこの素材作りを成功させている。
クモの糸を束ねると炭素素材よりも軽くて強いため、航空機の素材になったり、
インプラントや傷口の治療、再生医療素材などに実用されるようになっている。
そればかりか、生成したタンパク質で食感のある人工肉も作れるという。
いよいよ「クモ」の糸を使って「クモ」の上を飛んだり、
食糧としても供給されることになる。
かつて、こんな話は「クモ」を掴(つか)むような話だったが、
今や、人類の「救いの糸」になっている (^^;
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