こんなところほど人にとって落ち着ける場所はない。
作家・司馬遼太郎は、大阪の東にある衛星都市・東大阪市に住み続けていた。
人気作家ゆえに東京での講演や打ち合わせも数多くあり、
「東京ないし東京近郊に居宅を移してはどうか?」と何度か言われたという。
その都度「自分の日常を支えてくれる人や風景がそのままあるなら引っ越す」
そう言って断ったという。
何でもない日常に包まれた何でもない場所こそ、
人に安らぎと、ある種のインスピレーションを与えてくれるものかも知れない。
このたび、ニュースを見ているとグローバルな情報ガイドである"Time Out" 誌が、
"The world’s coolest neighbourhoods"
すなわち「世界で最もクールな街」として東京の神保町を1位に選出していた。
神保町界隈神保町と言えば 古書店の街として知られる街。
今でも、130軒ほどの古書店が軒を並べている。
Time Out 流に街を称して “bibliophile nirvana. (書物愛好者の天国)" だが、
それだけで選出したのではなく、コーヒーショップやカレーショップもあり、
過ごしやすい日常が見てとれる地域ということらしい。
この選出にあたっての条件としては、
一つの文化コミュニティーがあること、住みやすさ、良きフードやドリンクに恵まれていること、
そして、 “that hard-to-define sense of ‘nowness.’”。
すなわち「定義が難しい今風(いまふう)の感覚」。
これらを勘案してトップランクとしたものらしい。
住んでいる人たちにとっては、何でもない日常に包まれた、何でもない場所。
それでも、他の地域から見れば、羨ましいほどに「クールな場所」と言えるかも知れない。
スーパー・ハイセンスな街ではなく、何でもない日常に包まれた街。
こんな地域ほど有難いものはない。
この選出がそんなことを語っているように思える。
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