そうじゃなくって、、、トホホ。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

中国・唐代の詩人として、知られるのが李白(りはく)と杜甫(とほ)。
時々、中国訳詩集で、この二人の訳詩を読んだりする。
同時代を生きた二人だが、作風は、大きく違う。

李白は、奔放でロマンチシズムが溢れる詩が多い。
これに対して、杜甫は世の不条理などを訴える社会派の詩で知られる。
杜甫の代表的な詩『春望』の冒頭は「国破れて山河あり」から始まる五言律詩。
この冒頭の言葉を聞いたことがあると思われる方も多かろう。
戦乱で行き場のない自身の立場を詠ったもの。

また、杜甫をオリジンとする言葉に「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」というのがある。
元々は「射人先射馬、擒賊先擒王」という表現の詩。
この文のあとは「苟能製侵陵,豈在多殺傷」と出てくるが、
「敵の侵入を防ぐためであり、敵を多く殺傷することであってはならない」
という意味になる。


ところが、この「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」は、一般的な意味として、
「目的のモノを得ようとすれば、まず、その周りから落としていけ」
というもの。
これは、恋の成就に対する手引きとして使われることが多い。
たとえば、彼女をうまく結婚まで持って行くためには、
その周りの人、すなわち姉妹やその母親に取り入るのがいいなど、
恋の成就の手ほどきに使われたりする言葉でもある。

意味の捉え方は、世の中や人の考え方で、変われば変わるもの。
杜甫としては、
「この言葉が恋の手ほどきとして使われているのか?!」と、
草葉の陰で苦笑しているところだろう。

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<了>