赤いちゃんちゃんこでは、まだまだ赤ちゃんですな。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

故事成語に「風樹の嘆き」という言葉があるが、今では、あまり聞かない言葉。
これは、ある男が孔子に身の上を語った故事によるもの。
この男は、人生の中で三つの悔いがあるという。
一つは、学問を志し、学びを深めるために諸国を回ったが、
故郷に帰ると両親が世を去っていたこと。
二つ目は、その後、仕えることになった主君に自分の意が通らず、その国から出奔したこと。
最後の一つは、友人と諍(いさか)いをし、袂を分かったこと。
その三つの悔い。
中でも残念なのは、会うことなく見送った両親。
「風が吹けば樹木は音を立てる。
樹木は静まりたいと思っても、風がやまない限り静まることができない。
そんな風に、自分では、もはや、この嘆きを止めることができない。
養おうと思っていたのに親は待つことなく逝ってしまった」。
そこから「風樹の嘆き」という言葉が生まれた。


「孝行したい時に 親は なし」などの言葉があるが、そんな時代から考えると、
人の寿命は長くなった。
香港の新聞が、100歳以上の老人の特徴を調べ、共通する特徴が書かれていた。
それによると、
「身長が低い、小太り、頭がはげている、第一子、血液型がB型、血圧がやや高め」など。
卑近だが、率直な表現を借りると「チビ、デブ、ハゲ、甚六、キカンボウ」となる。

年金問題、介護の問題、などは、かなり長寿も関係している。
そこから察すれば、長寿を素直に喜べる、そんな時代ではないようだ。

「風樹の嘆き」を言っていた時代が慕わしい。

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<了>