ディナーでも「お子様ランチ」か? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

お子様ランチが初めて登場したのは、昭和5年の日本橋三越百貨店の食堂だそうだ。
考案者は、食堂部主任の安藤太郎氏。
当時は、子供向けに、お子様弁当、お寿司、洋食など、いくつかのメニューが
あったそうだが、何と言ってもインパクトがあったのは、洋食。
特にこれを「お子様ランチ」と命名。
主菜にはハンバーグ。そして、きざみキャベツと、小山のような形のチキンライスが定番。
ライスの頂上には、決まって日の丸の小旗が立てられていた。
(Photo by Wiki)
この小旗、創業時は三越のマークが印刷されていたそうだ。
商魂を見透かされたような格好になったせいか、すぐに日の丸に変更されたという。
その3カ月後には、上野の松坂屋にもお子様ランチメニューができ、
その後、瞬く間に全国に波及した。
どこの百貨店でも、やはりスタイルは、この形だったようだ。

ここ暫くのこと、何か食べようとファミレスに入ってメニューを追ってみる。
うーん、暑さのせいか食欲がない。
メニューの中に、少量サイズを見つけ、これにしようかと思うが、よく見ると、
「お子様メニュー」(12歳以下)と書かれている。
ところが、そういったメニューの中には、たまに「大人の方もどうぞ」とある。

ならば、「これがいいか?!」と注文しようとするが、
口をついて出るのは、、、「和定食」

「お子様ランチ ・オモチャ付き」これは、さすがに躊躇してしまう。

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<了>