愛がいちばん?大阪人をナメたらアカンで。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

いよいよ大阪万博が近づいてきた。
その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。
幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。
当時の大坂は、公共事業に関しては、幕府の資金によるものではなく、
大店(おおだな)の寄附によって成り立っていたものが多い。
例えば、大坂は川の都と言われるように随所に川が流れていた。
それに架かる橋は、八百八橋もあると言われているが、ほとんどは、
誰かの寄付で架けられたもの。
大店・淀屋が作った橋として「淀屋橋」。
岡田心斎が架けた橋として「心斎橋」など、寄付をした人の名前がついており、
それが今でも残っている。
その一方で、カネにはうるさいところもある。

大阪では「カネの無いのは首の無いのと同じこと」は慣用句となっている。
この言葉の語源は、近松門左衛門が書いた世話物浄瑠璃の『冥途の飛脚』に出てくる言葉。
場面としては、恋仇(こいがたき)にあざけりのように浴びせられるセリフ。
「カネが何だ」と言ってみても、実際にことを起こすにも、
お金次第というところがある。

かつて1970年の大阪万博では、1日の入場者数は鳥取県の人口に勝る40万人が入場した、
など、連日盛況を語る放送があった。
この万博を企画した元官僚で小説家の堺屋太一氏は、この成功を誇らしげに語っていた。

今、マスコミなどでは、この万博に対して結構、冷ややかな面があるが、
連日、鳥取県の人口のような入場者数が集まれば、かなりの経済効果を生み出すことになる。

これが成功するもしないも、そういった入場者次第。
すなわち、その人たちがもたらす「カネ次第」。

全ては、一年後。カネがその尺度になっていそうだ。

*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。

*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201

<了>