仮面とマント、と言えば「パーマン」じゃないの? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

今のパリの街並みの礎が作られたのは皇帝ナポレオン3世の時代。
当時のパリの知事オスマン氏を起用して、今に通じるパリの青写真ができたとも言える。
下水道や通りを整備したり、重要な建築物の建設も行なっている。
その一つが、旧オペラ座。愛称としてガルニエ宮と呼ばれている。
ミュージカルで知られる『オペラ座の怪人(Le Fantôme de l'Opéra)』は、
このオペラ座を舞台にしたもの。
フランスの作家ガストン・ルルーによって1909年に発表されたゴシック小説。

この小説には、オペラ座の人知れない場所に怪人が住んでおり、
その怪人は醜い容姿を隠すための仮面に黒いマントを身に纏っている。
怪人からは五番のボックス席は必ず開けておくようにという指示など理不尽な要求がなされる。
それに従わぬオペラ座には、次々と想像を絶する災厄が降りかかるというもの。
ボックス席の一つ
こういったボックス席は、『椿姫』や『失われた時を求めて』の1シーンにも使われている。

シャガールの天井画が印象的である。

まさに、フランス社交界やベルエポックの時代を彩った建物だと言える。
このオペラ座はデザインコンペで選出されたものだが、特選で選ばれたのではなく佳作の一つ。
残った7人の作品からの選考となったもの。
竣工時は、ナポレオン3世は失脚してしまい次なる共和制の時代へと移り変わっていた。
この建設場所のとなったところは、地下に湖があり、それが建設を苦しめたとも言われる。
実際に絢爛な建物の地下の部分には運河につながっている。
『オペラ座の怪人』の作家ガストン・ルルーは、元々は記者。
その辺りをしっかりと取材し物語を構成していた。

こちらは、お上りさんで訪ねてみたが、
そこは、多くの物語を生み出した歴史的な建築物。
今もしっかりとその歴史を湛えてどっしりと建っているのに圧倒される。

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<了>


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