ご乱心の殿は強し | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

デンマークの今は、北欧の目立たぬ国になっているが、
シェイクスピア『ハムレット』にはイギリスがデンマークの属国だったと書かれている。
歴史を探ってみると、西暦1000年初頭には、デンマークのカニュート王が、
ノルウェーやイギリスを属国としていたとある。
そのカニュート王、かなりの権勢を振るい、
あらぬことか自然現象の「あげ潮」を止めさせようとした逸話がある。
意志すれば、何でも成し遂げられるといった悩みなきヒーローそのものだった。

今の世界は行き詰まりを見せている。ウクライナ戦争も終わらない。
何か不完全燃焼なところが漂う現在、
世界を取りまとめるヒーローを求める声が多い。

イギリスの思想家コリン・ウィルソンは、
かつて、不敗のヒーローの到来を待つ姿に警鐘を鳴らしている。
今や、現れるヒーローと言っても、国家レベルまで。
それらは、他国から見れば、狂人と見る傾向が強い。
プーチン大統領、金正恩氏などなど。
実際に、他国に対しては脅威になる行動をとっている。

そして、コリン・ウィルソンの言葉に、
「狂人に理性を取り戻させるには、
その狂人とよく話をするのが良い、それで全ては解決すると考えているようなもの。
言って聞かせても、狂人には通じない」

この言葉が似合う二人である。

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<了>