同じ「運」なら「金運」がいいですぅ。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

京セラを創業し、日本航空(JAL)の名誉会長を務めた稲森和夫氏の言葉に
「私が、一代でここまで築き上げたのは、個人の努力や能力が左右したのではなく、
そのような「運」を自分は背負っていたのだ」と語っていた。
実際に、世の中とは、そういうものかもしれない。
彼は、鹿児島生まれ、鹿児島大学を卒業後、地元の小さな会社に勤める。
潰れかけの会社の社員を引き連れ、未知の場所であった京都で再出発。
そこから、あれよあれよ。
日本国内の様々な重責を担った。国際的にも認められることになる。
そうなったのは、努力ではなく、そのような運を持っていたと説いていた。

歴史上の人物で、そんな「運」を如実に感じさせるのは、
スペイン王国初代のイザベル女王。
彼女は、小国のカスチリアの王女として生まれ、
隣国の、これまた小国のアラゴンの皇太子と結婚し、協議の上、スペイン王国を建設する。
この程度までならば、小さな幸福物語。

だが、彼女の「運」は、コロンブスの大航海に出資するところから、大きく展開し始める。
航海術なら当時、ポルトガルが圧倒的にまさっていて、
スペインなどは物の数にもはいらないところだった。
ところが、コロンブスの発見により、新大陸のアメリカは、ブラジル以外、
南北ともに、ほとんどスペインのものになった。
植民地となった新大陸からスペインに持ち込まれた金の量は、
公的なものだけでも、200トン。
銀は、総計1万8000トンだったという。
このことにより、イザベル女王は、一躍にして、ヨーロッパ随一の富を得た。
「運」とは、こんなもの。

それに比べれば、日本の我々、ささやかな「運」しかないと言える。
そんな運しかないが、それが、気も張らず心地いい!

(ちょっと負け惜しみか... 苦笑^^;)

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<了>