小さなピンク色の花をつけるこの花は、古代の人に、
ことのほか愛されたようだ。
『源氏物語』の二十六帖「常夏」では光源氏が
「なでしこの とこなつかしき色を見ば もとの垣根を 人や尋ねむ」と詠んでいる。
また、『枕草子』七十段では、
「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」と出てくる。
『万葉集』などにもかなり詠われている。
ナデシコは、それほどまでに愛された花だった。
そして、かつては、理想の女性像として「大和撫子(やまとなでしこ)のような女性」
という表現をしたものだった。
ナデシコが、どんなところにも根を張り、楚々とした可憐な花をつけるところから、
「目立たず控えめで、それでいて芯の強い女性」
というイメージが作り上げられたようだ。
女子の日本代表サッカーのチームの愛称が「なでしこ」になった時には、
これまでの、控えめな「大和撫子(ヤマトナデシコ)」のイメージとは、
かけ離れているところから少なからぬ驚きがあった。
今年の女子サッカーワールドカップは健闘したが、ベスト8。
「目立たず控えめで、それでいて芯の強い女性」
この演出は、できたようだが、
次回は、ガッツリ目立ってトップ、そんなことに期待したい。
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