60年代の「ヴァケーション」 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

♪ V•A•C•A•T•I•O•N 楽しいな ♪
ギラギラと輝く 太陽背に受けて〜
青い海 泳ぎましょう ♪



こんな歌い出しから始まる弘田三枝子が歌う "VACATION" がヒットしたのは1962年のこと。
この歌は、コニー・フランシスのカバー曲。
同年代に、日本でも数人がカバーしたが、
ダイナマイト娘という異名で登場したMICO の登場は際立って鮮烈だった。
はち切れる若さ、パンチの効く歌。
子供心ながら、「新たな時代の到来」を感じた。
高度経済成長という時代背景。
彼女の歌は、これまでと違った世界が来ていることを予感させた。

ハワイアン風の日野てる子が歌った”夏の日の思い出” (1965年)もインパクトがあったが、
その比ではない。

この歌のせいか、1960年代から、夏はヴァケーションの季節になった。
ハワイに行くのは別次元の人。
庶民の最高のヴァケーションは、船を乗り継いでヨロン島へ。
ヨロン島こそ、憧れの島。
当時の若者は、クルマに乗ることに憧れ、競って運転免許を取った。
それは、電車やバスを使わずに海水浴に行けるということ。

一方、冬のヴァケーションも然り。
スキーをするためには、スキー板を抱えて夜行列車に乗るのが相場。
当時のスキー板は、身の丈より遥かに長かった。
夜行列車は混み合って座席は人で溢れ、仕方なくスキー板と並んで通路に寝ることにもなる。
クルマを持つことは、そんな生活からの解放を意味した。

それゆえに、何をおいても運転免許を取得したもの。
今の若者は、お酒が飲めないなど、積極的にクルマを持とうとしないとも聞く。
我々は、ヴァケーションのために、あれほど熱狂していたのに。

世の中、変われば変わるもんだ。

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<了>