新型コロナは、終わったように見えて、決して終わっていない。
もう終ったと楽観視もできない。
これからもずっと続くと言われるのはハッピーではない。
太宰 治が残した言葉の一つに、
「我々は滅ぶ運命にあるという自覚や、われわれが、滅ぶ種族であるという意識のないものは、
文学に携わってはいけない」とある。
太宰にしては、隙を与えない手厳しい表現であるが、
たしかに危機意識を持たず、漫然と過ごしていて、
人を感動させる小説など書けるはずがない。
アメリカのノーベル賞作家であるウィリアム・フォークナーは、
終戦後、日本での記念公演で
「戦争で大きな痛手を被ったゆえに、この国から心に寄り添うような偉大な作家が生まれる」
という言葉を語っていた。
また、太宰治の言葉に「病める貝殻にのみ、真珠は生まれる」というのもある。
この意味するところは、
「真珠はあこや貝などから生まれるが、完全に健全な「貝殻」に宿るのではなく、
傷を帯びたり、通常体内にないものが入ったりする貝殻内に真珠は生まれる」
すなわち、心に傷を受けた我々だからこそ、
輝ける真珠を生み出すことが出来る。
思えば、少なくとも新型コロナは、この3年間、我々に深い傷を残したのは事実。
太宰治の言葉が一つの予言とするならば、
心に傷を負ったであろう我々こそ、輝ける真珠を生み出すことが出来る。
御意!
*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。

にほんブログ村
フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201
<了>