精神と肉体が一体になることであり、心と身体が一体不可分の状態であることを意味する。
中国・明の時代に書かれた小説『剪灯新話』の中に「清女離魂」という話が出てくる。
その小説を簡単に紹介すると、
「揚子江の中流域が舞台。大地主の張鑑の娘に「清」というたいそう美しい娘がおり、
張鑑の甥に王宙という好男子がいた。
二人は成長し、誰もが羨むほどの仲になったが、父の張鑑が欲を出し、身分の高い富豪と「清」を結婚させようと計り二人の仲を裂いた。
この相思相愛の二人は、思い堪(たま)らず駆け落ちをする。
落ち延びた先で二人の子を授かるが、郷愁(きょうしゅう)の念から故郷の村に帰ることを決意する。
帰郷し「清」の両親に駆け落ちを詫(わ)びると、両親は驚いて、
「清? 清ならずっと家に居る」
王宙が村を出てからというもの、心を患ってしまい、ずっと家に居たという。
見ると憔悴(しょうすい)し抜け殻のようになった「清」が家の中にいる。
疑問の眼差しで見ている間に、今、帰って来た「清」と家にいた「清」の二人が、
お互いに駆け寄り再会を喜ぶようにしていたが、その拍子に一つとなった」という話。
これは、実話をもとにしているとは言え、完全な事実とは言えないが、
ここで疑問?
どちらの「清」が、実体なのか?
駆け落ちした方か? 家にいる方か?
「清女離魂」として、中国の禅問答にも出て来るようだ。
世の中には、身体から抜け出て中空に飛び出して、
また自分の体に戻るという幽体離脱という言葉がある。
代わりに用事を済ませてくれるなら、こんな便利なことはない。
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