京都のとある仏師の作品に魅かれ、仕事場にも訪問させてもらったことがあった。
ただ、その仏師は難病をを患い、その後亡くなられてからもはや遥かな時が流れた。
彼の代表的な作品は『稚児地蔵』。
いずれ違わぬ穏やかな表情を持つ子供の顔。
稚児地蔵非常に無口な人だったが、彼が、口にしていた言葉に、
「自分がイメージして彫るのではないんですよ。自然の木の中には、既に仏さんが居てはるんです。その木から木屑を取り除いて、仏さんを取り出すお手伝いをさせてもらっているんですわ」
「仏師は、その取り出し方が良かったか悪かったか、それだけの違いです」
造形には、彫像と塑像がある。
彫像は、石や木を彫り込むのに対して、塑像は、粘土などを成形するもの。
積み上げていくのが塑像。
彫り込んでいくのが彫像。
それゆえに、鑿(のみ)を一つでも入れ間違うと、取り返しがつかないとも言える。
一刀二拝という言葉のごとく、一刀、彫るごとに二度拝む。
このような慎重さが求められるとも言える。
文章を書くというのは、どちらかと言えば、塑像。
一筆間違えて取り返しがつかないということはない。
思えば、このブログを書き始めて十余年が暮れていった。
ほとんど毎日、思いつくままを書いて5,000回に近づいてきた。
前もって考えるのではなく、ほとんどその日の気分で書いている。
うまく書けなければ、あっさりヤメればいいものを、勢いで書く。
最後に、必死のパッチでオチをつけて、必ずアップして終わることにしている。
おっ、意外にうまく書けた、と思う日もあれば、ぜ〜ん、ぜ〜ん、アカン!などと、
のたうち回ることもある。
それでも書いた後、ブログ読み返して、ニヤッとできれば最高だが、
そう、うまくはいかないもの。
かの京都の仏師の言葉から言えば、
「木の中からうまく仏さんを取り出すことがでけへんかった」
そんな十余年の日々でもある、、、
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<了>