酒漬けなのはキミたちじゃないのか? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「瓢箪(ひょうたん)から駒」という表現がある。
これは、意外なところから意外なものが飛び出てくるという意味や、
冗談で言ったことが意図せず実現すること、などの意味がある。
言葉だけを探ってみると、瓢箪から「駒」、すなわち「馬」が出て来ることを表している。
将棋の「駒」のことではない。
酒を持ち運びする容器であるはずの瓢箪から「馬」が出て来る。
この原典は中国・唐の時代の小説『東遊記(とうゆうき)』。
その主人公の名は、張果(ちょうか) という道士(どうし)。すなわち、仙人。
どうもこの人物、実在していたようだ。
ただ、かなり胡散(うさん)臭い変わり者。自称、数百歳。
白い馬(駒)に乗っているが、
休息する時は、アラジンのランプのように、馬を腰の瓢箪にスーッと納め、
乗る時は瓢箪から白馬が、サーッと飛び出すという漫画みたいな話から来ている。

先日、ネットで「超電導」を調べていると、
"Drunk scientists pour wine on superconductors and make an incredible discovery"
(酔った科学者が超電導物質にワインをそそぎ、驚きの発見)という記事を見つけた。
それによると、この発見は日本の話。
超電導物質を研究している科学者たちが、呑み会の延長で、冗談半分に、酒、ウィスキー、各種ワイン、焼酎、ビールなどに、ある物質を漬け込んでみると、その物質が超電導になったという。
実験結果から、普通の酒類で約15%が超電導物質に変化。
さらに調べると、焼酎は23%が、赤ワインは62%が超電導物質になったそうだ。
これは、どうもスゴい発見らしい。
呑み会から始まった実験が世界的な大発見。
これこそ「瓢箪から駒」。

ただ、のんべえの科学者たちからすれば、瓢箪から「馬」よりも、、、
やっぱり「酒」だ。

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<了>