鬼は〜外、鬼は〜トソ?? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

もう幾つ寝るとお正月〜♪
などという時期になってきた。あと数日でお正月。
取り立てて何もするつもりはないが、それでも、何かせわしない。
お正月を見れば日本がわかると言われることがある。
たしかに、日本文化とかなり密接に結びついているところが見受けられる。
一つは、しめ飾を玄関に懸け、門松をたてるという風習だが、
いつの頃からかを探ってみると、書において初出となるのが、
平安時代(1162年=応保2)『本朝無題詩』惟宗孝言(これむねたかこと)の七言詩。
また、『徒然草』が書かれたのは、鎌倉時代末期、およそ1330年頃とされる。
第十九段にも当時のお正月風景が綴られている。
その部分を抜粋すると、
「かくて明けゆく空の気色、昨日に変わりたりとは見えねど、ひきかへめずらしき心地ぞする。
大路のさま、松立てわたして、花やかにうれしげなるこそ、、、」とある。
厳粛な気持ちにさせられる お正月を素直に表現している。
時代は変わったとは言え、初詣姿など、この文から正月らしさが感じられる。

そう言えば、今は本国に帰っているフランス人講師と「おせち料理」について、
話したことが思い出されてくる。
並んでいる料理の数々、海老=長寿 昆布=喜ぶ 数の子=子孫繁栄 田作り=五穀豊穣
鰤(ブリ)=出世魚から立身出世 鯛=めでたい レンコン=見通し明るい
などを面白おかしく話したもの。
「フランスには、こんなものはない!」などと喜んでいた。
日本人には、よい「縁起」ものに包まれると、幸運に恵まれるという発想があるようだ。
おそらく、当方にとっては一杯やりつつの寝正月となることだろう。

長い間、一つ気になっていたのが「お屠蘇」という言葉。
「屠」は屠殺などと使われる言葉で、決して縁起のいい言葉ではないのにナゼ?
と思っていたが、調べてみると、「蘇」すなわち、悪鬼を意味する言葉。
いわば「鬼殺し」

悪鬼をやっつけるために一杯いかがですか?

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<了>