それらに加え「第六感」というものがある。
それらは、中国の五行説「木、火、土、金、水」にも準(なぞら)えることができるように、
味覚には、酸、苦、甘、辛、鹹の「五味」がある。
道元禅師は「滋味」を加えて「六味」と説いている。
「第六感」も「滋味」も明確には説明できないが、存在していると言えるもの。
むしろ、それらが感覚や味覚を物語っているとも言えるもの。
この「滋味」を殊(こと)のほか大切にするのが懐石料理。
懐石料理は、もともと、茶の湯の心から生まれた料理。
茶の湯を感じさせるものがいくつかある。
その一つが、懐石料理の日々の開店前に、夏冬を問わず「三露」という打ち水を施す。
これは茶の湯の儀式。
そしてもう一つ、鉢や皿に至るまで水をくぐらせて、
供することになっている。
備前や信楽など鄙びた味わいの器は、
水にくぐらせると、陶器の肌の美しさに大きな違いが出てくる。
人間の感覚器官はそれを感じ取るようなのだ。
存在を説明できないものこそ、色濃く語っている。
サン=テグジュペリの『星の王子さま』の一節。
「大切なものは、目に見えないんだ」
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