地球儀クルクル | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

わが生業の仕事場のテーブルの一つに地球儀が据えてある。
30年以上前に、懸賞応募で当たったもの。
さすがに年季が入っているように見えるが、まだ新しいもののように見えたり、
見た目にも愛らしいので、一種の部屋のアクセサリーでもある。
置いていると、子どもたちには人気で、興味深げに指をさしたり回したりしている。
外国からの訪問者も自分の出身地を示すのに使ったり、
経路を示したりするのに重宝している。
ただ、記載されている国に関しては、この30年あまりの間に大きく変化してしまった。
かつて広大な領土としていたソヴィエト連邦が東西に大きく横たわっていたり、
東ドイツという国名や西ドイツ、チェコスロバキアがあったり、
ユーゴスラビアなど東欧諸国が昔のまま記載されている。
それはそれで、国際的な変化があったことも良き題材になるし、
「ウクライナはどこ?」「ない」「どうして?」などとなったりする。
そんなことを通して、会話も弾んだりする。

17世紀の名エッセイストと謳われたトーマス・ブラウンが
”地球儀” のことを書いている下りがあった。
そこを抜粋すると、
「私が興味を持つ宇宙は私自身であり、意識するのは、私というミクロコスモス。
もうひとつの宇宙(すなわち世の中のこと)と言えば、
室内に置いて、時々、クルクルと回す地球儀ほどにしか意識をしない」
すなわち、この意味は、
「世間がどうあろうが、どのような広がりを見せようが関心あるのは私自身のこと」

ウクライナ侵攻がどうであろうが、
コロナの感染拡大がどうであろうが、
様々なことが起こっているのに、関心ごとは、どこにあるのやら。
と、気まぐれにクルクルと回す地球儀の如し。

*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。

*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201

*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F

<了>