苦しくったって〜、悲しくったって〜 ♪ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

その昔、「たまごっち」をもらったことがあった。
調べてみると1996年のこと。
人気商品ということで貰ったが、放っておくのも良くないだろうとして、
スイッチをオンにするや否や、早速ミッションが始まってしまった。
エサをやったりフン掃除をしたり遊び相手になったりした。
それらを上手くこなさないとグレてしまうということで、
ペットを飼う以上に大変だったような記憶がある。
その「たまごっち」が、昨年の11月に新バージョンとして発売された。
「たまごっち」はどこか「ゴーレム(golem)」に似ている。
このゴーレムというのはユダヤ教の伝承に出てくる泥を捏ねて作られた自動人形のこと。
作った人の命令を忠実に実行するロボットのような存在。
ただ、扱いを間違うと凶暴化してしまうというもの。

人形といえば、ギリシャ神話に出てくる”ピグマリオン(Pygmaliōn)”の伝説が思い浮かんでくる。現実の女性に失望していたピグマリオンが自ら理想とする女性を彫刻する。
彼は、この女性を愛し自分の望む女性上に作り上げてゆくというストーリー。

この”ゴーレム”と”ピグマリオン”だが、それぞれの名を冠し、
”ゴーレム効果”と”ピグマリオン効果”として心理学用語となっている。
”ピグマリオン効果”と呼ばれるものは、
「キミは、スゴいぞ。オレが見込んだだけのことはある。やればできるんだ。
ほ~ら、こんなにも出来たじゃないか!」と、
期待を寄せることによって成績や実力が向上させる効果のこと。
もう一方の”ゴーレム効果”は、その逆。
教師やコーチが期待を持たないことによって成績が下がっていくこと。

昨日、北京で行われた冬季オリンピックが閉幕した。
そこに出たオリンピック選手には、それぞれにコーチがいる。
指導方針は「褒め」て伸ばすか「叱責」で伸ばすかは考え方次第というところがある。
できれば「褒めて伸ばす」と願いたいところだが「叱責」の方が伸びる選手もいる。
「叱責」が悪いとは言えない。
大切なのは、その背後に愛情があるか否か。
つまり、
そこに「愛」はあるんか?!

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<了>