『大唐西域記』の一つの記述が思い出されてきた。
この『大唐西域記』は唐僧である玄奘(三蔵法師)が
インド周辺を見聞したものを口述し、弟子の弁機がそれを筆録したもの。
この物語は、中国はもちろんのこと、アジア世界の各国では人気の物語である。
(今でも若い?が)若かりし頃にネパールを旅した。
喧騒のインドに辟易していたが、そのインドからしっとり落ち着いたネパールに入ったときには、この世の天国かと思えるほどだった。
特にカトマンズは、小さな町で、人も温和で猜疑心のかけらもないように思えた。
インドでは様々を警戒しなくてはならなかった。
カトマンズにある旧王宮前の広場でのんびりしていても
気を使うこともなければ、危険を感じることもない。インドはそういう訳にはいかなかった。
それでも、時折、ハッシッシを売りに来る子供たちがいたりしたが、
表情には、凶相を見ることはなく、一つの挨拶程度のことをやっているという感じだった。
そんな子供たちが買わないか?と差し出したのがこの『西遊記』だった。
すなわち『大唐西域記』。
文字は英語で書かれた書籍だったが、絵は、中国人の手になると思しき墨絵。
その本は、ネパールにしては高く、子供たちの良いお商売になっていたと思しきもの。
インドでは子供たちでさえ売ることに悲壮感が漂わせていたが、
ネパールの子供たちは、売ることに決して必死さはなく、
屈託のない笑顔を絶やすことがなかった。
上記に書いた記憶の部分は、
「天竺のある国には、如来の眼精が保存されているところがあり、
その大きさは唐梨の大きさほどもあり、大きく透明に光っている」とある。
透明といえば、子供たちの目が生き生きと輝き、
誰をとっても明るい表情が印象的だった。
あれからもはや40年以上が過ぎた。ゴダイゴの「ガンダーラ」がヒットした頃だったか?
ネパールでは何年か前に大きな地震がカトマンズの街を襲った。
その辺りの建物が崩れ落ちるのを見て驚き、果たして、
ネパールは再興することができるのか?と訝しんだが、
今はすっかり元どおりになっていると、風の便りに聞く。
思えば、これも『西遊記』?
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<了>