古いクルマなどが、音を出すばかりで思うように走らなくなった状態をいう言葉。
ついには「オレなんか、もうポンコツだから」などという表現もあった。
最近、あまりポンコツ車を見かけなくなったと同様に、その言葉を聞かなくなった。
また、年老いた人間を表す言葉に「ロートル」などというものがあった。
これは、れっきとした中国語。「老頭児」と書き、年寄りや老人を意味する言葉。
「ポンコツ」や「ロートル」、どちらもあまり聞かなくなった。
これらは、あまり「夢」のある言葉ではない。
歳を重ねていくに従って「夢」を語らなってくるものだが、
就寝中に見る「夢」は、老若に関係なく、時に素晴らしい贈り物を与えてくれる。
インド人数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンは
就寝中に見る「夢」に恵まれた人物だった。
簡単に彼の略歴を言うと、インドでバラモン階級に生まれたが、
学業は、からっきしダメ。ただ、一冊の本から数学にハマり、
大学に進むも数学が頭から離れなくなり、他の単位を落とし、落第。
ついには大学すらも中退。一般事務員となったが、数学の研究に没頭し、
彼が書いたものがイギリスの大学に知るところとなり招聘されてロンドンへ。
そこで格別の数学的発見をしたという人物。
何年にわたっても証明できないような数学理論を説いた。
本人が言うには、インドのナーマギリ女神が「夢」の中で教えてくれる、と。
ラマヌジャンの有名な話に、彼が療養所に入っていた時に同じ数学者仲間のハーディが見舞いに来て「タクシーでここまで来たけど、そのナンバーは全く特徴のない1729だったよ」と言うと、
「この数字は、なかなか意味があるぞ」と、理路整然とその数字の意味を解いた。
こんな何でもない数字が、意味ある数字となるのをコレにちなんで「タクシー数」ないし
「ハーディ・ラマヌジャン数」と呼ばれるようになった。
「一見すると取り立てて意味のない数」はゴマンとあるが、
意味ある数字として蘇るという「夢」のある話。
一概に「ポンコツ」や「ロートル」などと一括りで表現される老人のほとんどは、
「一見すると取り立てて変わることのない存在」。
だけども、ラマヌジャンがやって見せた如く、
それらを探ってみると、それぞれに深く特殊な意味のある存在なのかも知れない...?
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