「プレシオジテ」と「御所ことば」「女官ことば」 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

『守銭奴』や『イヤイヤながら医者にされ』で知られるフランスの劇作家
モリエールは、時代を風刺する芝居を得意としていた。
そんな彼の芝居の一つに『才女気取り』というのがある。
これは宮廷の女性たちの「才女」ぶった言動を風刺したもの。
当時、宮廷サロンでは、プレシオジテ(Préciosité) と呼ばれる人たちがいた。
これは、衒学的でスノッビー。ちょっと、お高く止まった態度をとり、
自分達だけで通じる言葉などを使っていた。
卑俗な言葉遣いを嫌い、「迂言法」を好んで使用した。
物の名前など、わざと迂回させるような表現。
例えばその一つ、「鏡」を単に鏡と呼ばず、「美の相談役」と表現したり、
「沈黙の松明(たいまつ)」は「月」を表す言葉。
そんな風に、様々なものをそのような迂言法で表現していた。

これはフランスだけかと思えば、日本でも似たような言葉遣いがあった。
「御所ことば」や「女官ことば」と呼ばれるもの。
例を挙げれば、「新築のトイレ」のことを「玩具の馬」。
「足袋」のことを「大石の討ち入り」。
「賭け将棋」のことを「雨傘」などと表現をしていた。

上記の言葉をどうしてそのように呼ぶのか?
すぐに分かった方は、かなりの天才。
それを解くと、「新築のトイレ」のことを「玩具の馬」と呼ぶのは、
玩具の馬は「草食わない」→新築のトイレは「臭くはない」。
「大石の討ち入り」は、赤穂浪士の討ち入り時には親と子が別れ別れに討ち入った。
「足袋」は親指と小指が別れ別れのところに入るもの。
それなら、なぜ「賭け将棋」のことを「雨傘」と呼ぶのか?
「賭け将棋」と「雨傘」、どちらも「ハレ」のところでは「差せない」。

フランスと日本、時代や場所が変わろうとも、
人々は同じ発想を持つものらしい...


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<了>