今はあまり見かけなくなったが、手品師といえば決まって指揮棒のような
このマジック・ウォンドを持っていた。
このウォンドでシルクハットを叩くと、魔法が伝わったのか
中からウサギやハトが出てきたりする。
これはカラヤンの指揮棒のように、ちょっと小賢しく見栄えがする。
それ以上にマジックをする上でこの棒は重要な役目をする。
この棒を握っているため、丸めた掌は、
不自然な動きをすることなく物を隠すのに都合がいい。
そして、もっと都合がいいのは、人がこの棒の先に注目すること。
棒を突き上げると、人の視線はそちらの方向に引きつけられる。
そのため、もう一方の手の動きに注目がいかなくなる。
その手でタネを仕込んだり隠したりする。
これこそ、マジックのABCとも言われる「ミスディレクション」と
呼ばれる手法。
見ている人の視線を違う方向に集めることでタネを隠してしまうというもの。
今回、8月に大阪から逃走した容疑者が、山口県の「道の駅」で48日ぶりに逮捕、
というニュースが駆け巡った。
かの容疑者はなかなかの逃走劇を演じていたようだ。
背負ったリュックに「日本一周中」という文字を貼り、
サイクリングスーツに身を包めば、誰が見ても立派な冒険野郎ということになる。
四国ではお遍路の笠をかぶり、遍路宿に投宿したり、
見事(?)な逃走を果たしてきたと言える。
「日本一周中」の文字は、何と愛媛県庁に入り、そこでこの文字を作ってもらい、
ラミネート加工までしてあったという。
それができれば、あとは「この文字は愛媛県庁で作ってもらった」
などと出会った人に言うと、
「ちょっとあの容疑者に似てるかも?」と思ったところで、
「県庁などに犯人が入るハズもない」とハナから疑わなくなる。
これぞ「ミスディレクション」の手法。様々な手法を使いこなしての逃走劇。
「かならず、日本一周を果たします」と「道の駅」で出会った人に手紙を書いていたという。
この容疑者、「ミスディレクション」として、
一番、騙(だま)したかった相手は、”自分自身”だったかも?
*無断転載を禁止します*严禁复制粘贴**
本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。
にほんブログ村
フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403
*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F
<了>