「空想的(ユートピアン)社会主義」という言葉を思い浮かべる人も多い。
この表現を使ったのは、マルクス、エンゲルスとして知られる
エンゲルスの著書『空想より科学へ』の中。
この「空想的社会主義」という言葉が日本で一般的に流布しているのは事実だが、
実際は、エンゲルスが自分たちの考え方が正統であることを説くために、
自分たちは科学に基づいた「科学的社会主義」とし、
サン=シモンやフーリエの社会主義を「空想的社会主義」と定義したもの。
すなわち、自分たちは「科学」。それに対して相手はただの「空想」や
「絵空事」として貶(おとし)めた。
貶めた言葉の流布の方が日本には早く届いたので、
サン=シモンやフーリエの考え方に触れないまま、今日に至っているというところ。
誰もサン=シモンやフーリエの考え方は知らない。
では、本当にエンゲルスが彼らを評価していなかったか?
といえばそうではないようだ。
サン=シモンのことを「天才的な広大な視野を有している」と評価し、
フーリエを「構想雄大なり」と高評価している。
実際に世界を経済発展をさせた立役者の一人はサン=シモン
ではないかと思えるところがある。
「利子」をとったりするのは、『ヴェニスの商人』にもあるように
ユダヤ人の悪徳高利貸し。彼は、ユダヤの専売特許だったものに注目。
自分たちもこれを活用しよう。そういった発想から銀行の設立をした。
同じ発想で、金を貸してその配当にありつくという株式会社の設立。
どうしてどうして、「絵空事」どころか、まさに「天才的な視野」の持ち主。
だけども、実際のところ奇妙なものを構想もしている。
一つは、蒸気機関による演奏機。
蒸気演奏機。当時の版画。サン=シモンの発想にあるキーワードは『開発』。
これまでの考え方を一新するような開発。
パリ万博なども彼の発想によるところも多い。なかなか立派な科学。
一方、フーリエは確かにちょっと空想的だが、人と争わない発想。
動物自らが食べ物となって人間の前に現れる、というもの。
人に食べられるための動物行進。フーリエの考え方は、明らかな空想だが、
武器を持って「階級闘争」などという物騒なスローガンは皆無。
こういった社会主義が行われていたなら、
今の中国やロシアも全く別の国家になっていただろう。
人は、平和だったかも...?
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<了>