というくだりがある。
「空中に文字を書く」というので、まず思い出されるのは泉鏡花。
鏡花が原稿を書いているときに、どんな文字だったか漢字がわからず、
奥方に訊いたりしたという。
その時、奥方は泉鏡花に向けてハネやハライなどを気にしながら筆順を整え、
空中に書いた。
わかったとばかり泉が納得し筆を進めようとするが、ふと、奥方の方に向き直り、
「何しているんだ。早く消しなさい」。
そう言われて奥方は慌てて黒板の字を消すような仕草をしたという。
鏡花の想いの中では空中に書かれた文字は残っているものと考えていたようだ。
上記のトルストイが書いた文字は「果たして何か?」
という問いかけだが、
彼をロマンチストとして考えるなら「愛」の文字。
聖人トルストイとして考えるなら「神の国」や「キリスト」。
その当時としては82歳という破格の長寿。
最期を悟って「完」の文字を入れた、なども考えられる。
今となっては、書かれた文字に対する明確な証言は見出せない。
だけども、泉鏡花が、わざわざ「消しなさい」と言ったように、
消えないものなのかもしれない。
おそらく、トルストイが空中に書いた文字を誰も拭き消してはいないハズ。
そうであるならばトルストイの臨終ベッドの脇、特殊な眼で
その空中を眺めれば、その文字が墨跡豊かに浮かび上がってくるかも...
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<了>