残念ながら「銀行」の項目はなく「銀行家」としては出てくる。
そこには、「みんな金持ち、オオヤマネコ」などと表現されている。
オオヤマネコは、隠語でウラで儲ける投機者の意味となる。
これは、決して褒め言葉はないが「みんな金持ち」は当たっている。
ついでにAビアスの『悪魔の辞典』などを見てみると、やはり「銀行」はなく、
「銀行預金」などが掲載されている。
そこには「銀行を支えて行くために行なわれる慈善寄付」などと表現されている。
両者を合わせると「銀行はみんなから慈善寄付を受けながら
お金持ちになったもの」と言うことができそうだ。
銀行は、しばしば一般社会とはちょっと違うところがある。
銀行のほとんどは株式会社なのでお勤めの人は会社員というのが通常だろうが、
「銀行員」という呼び方がなされ、そのトップは、
社長という呼び方より「頭取」という名で呼ばれることが多い。
別格意識がある?という思いにもなる。
この頭取という言葉はもともと雅楽の用語だから使われ始めたのはかなり古い。
雅楽には指揮者がいないが、各楽器の奏者をまとめる首席奏者がいる。
その役割をするのがこの「頭取」。すなわちコンサートマスター(コンマス)のこと。
スタート時はコンマスの役割だったが、
江戸時代になると歌舞伎や芝居、相撲などの興行を執り行う人も頭取と呼んだ。
この人が楽屋を取り仕切ったり、お金の管理をするようになったところから、
お金の出納を行なうトップを頭取と呼び、そして、明治時代に作られた銀行だが、
そのトップにもこの名が使われるようになったということらしい。
最近はビットコイン(bitcoin)の話題に事欠かない。
これには、頭取もいなければ銀行員もいない。
今までと全く違うので、そのシステムに不安を感じたりもする。
逆に、これは投機としてすぐれているという話も伝わってくる。
さて、いかがなものかな?と思うが、
Aビアスの「銀行預金」が「銀行を支えて行くために行なわれる慈善寄付」
という表現を思えば、こういった「慈善寄付」は行なわず、
今のところは、静かに動静を見ているのがいい、
といったところだろうか...
*無断転載を禁止します*严禁复制粘贴**
本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。
にほんブログ村
フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403
*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F
<了>