ジミー・カーター、ペレ、ジーコなど、呼ばれていたニックネームが
本名のようになっている。
こんなことはよくあること、古代ギリシャの哲学者・テオプラストスは、
ソクラテス、プラトン、アリストテレスと続く系譜の中に入る思想家。
この人物は、弁舌爽やかにして透徹した批評眼を持ち、
それでいて心やさしい人望熱き人物とされる。
彼の「テオプラストス」という名は、アリストテレスがつけたニックネーム。
「神(テオス) の如く語る(プラストス)」というところから来ている。
さぞや好人物であったろうと偲ばざるを得ない。
このテオプラストスが残した著書『人さまざま』は人間の性格の特徴を
体系立てて表わし、こういった人物はこんな行動をとる
などと、ユーモアに溢れている表現をしている。
たとえば、”ささいなケチ人間”というのは、食事に招きながら食卓の上には、
質素な量の料理しか出さない人。無料観覧の日だけ息子を連れて観劇する人、
などの表現がある。
人に対する批判というより「人さまざま」を楽しんでいるという性格のもの。
テオプラストスは、おもに自然科学に精通していたようだが、
このような著書を書き、お茶目なところが愛される所以(ゆえん)とも言える。
彼が著した『人さまざま』と同じ日本語のタイトルとなる著書を持つ17世紀の
ラ・ブリュイエールが題材としたのは、同時代のフランスの宮廷人について。
この日本語に訳した『人さまざま』というタイトルだが、
フランス語のタイトルでは、"Les Caractères ou les Mœurs de ce siècle"
直訳すれば「性格または今世紀のモラル」。
この内容は、皮肉った表現で宮廷人の人物評をしている。
この著書の一節で、ふと、当方の眼を魅いたのは、
「もっとも大きな快楽は、他人を楽しませることである」というもの。
そういえば、当ブログ、誰かと固い約束をしたモノでもなく、
2009年の暮れから何となく始めて、今日まで、ほとんど休むことなく続いている。
「何で毎日続けているの?」と訊かれることもある。
そう言われるときの対策として、用意している言葉は
「自分のささやかな愉しみのため」と応えることにしていた。
だけども、コトによると、書くことの動機となっているのは上記の
「他人を楽しませること」だったのかも知れない。
それにしては、このブログ、面白さが足りない...?
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

↓↓ にほんブログ村は、こちら。

にほんブログ村
フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403
*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F
<了>