タトゥーを入れている選手を見かけることがあった。
さすがに、この種目で日本人選手が刺青(いれずみ)をしているのは見かけたことがない。
と言っても、他の競技で衣服の下にそれらがのぞいていることもある。
最近では、外国人選手がタトゥーをすることも多く、この傾向は年々増して来ているようだ。
サッカー選手などにもこの傾向が高い。
反対に、こんな風潮を拒否する選手もいる。
スペインリーグのレアル・マドリードに所属しポルトガル代表でもあるC・ロナウド選手。
「なぜ、しないの?」に対する返答は、
「タトゥーを入れると献血ができなくなるから」というものだった。
ちょっと笑えるような回答だったが、実際、献血ができるか否かでは、
タトゥーを入れてから、少なくとも、ある一定期間は献血禁止だそうだ。
これは、タトゥーを施すにあたり感染症にかかりやすく、
その人の血液を献血すると重篤な感染症を引き起こすおそれがある、
そのため、禁止としてるという。日本の赤十字も同様だという。
トボケた回答と思ったが事実だった。
この「イレズミ」だが、漢字表記で「刺青」や「入れ墨」としている場合があるが、
本来、「刺青」と「入れ墨」は、その意味が違う。
「刺青」は装飾的なもの、呪術的な意味も含めて皮膚に彫る「彫り物」を意味し、
「入れ墨」は刑罰のしるしを意味する。
『日本書紀』には、本来死罪となるところを
「入れ墨」を入れることで周知させ、死罪を免れたと出てくる。
鎌倉時代には、焼きゴテで額(ひたい)に焼き印を施したりしたという。
江戸時代に将軍吉宗が「入れ墨」の刑を復活させたとある。
それゆえに、現行の「イレズミ」の文字には「刺青」と書くのが正解のようだ。
この「刺青」、一度彫り込んだら生涯消えない。
消すのは、彫り込む以上に経費と時間、そして苦痛が要求されるもの。
多くの人が彫っているからと言って、決して「お墨付き」となったものではない。
何らかの形で誘惑されると、C・ロナウド選手のように、
「タトゥーを入れると献血ができなくなるから、やらない」
と答えるのが、いい回答かも知れない...
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<了>