便利と不便、どっちが便利? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

SF作家・ジュール・ヴェルヌが1864年に発表した作品に
『地底旅行(Voyage au centre de la terre)』と呼ばれる小説がある。
これは、地球の内部に向けて冒険に出るという話。
ストーリーを簡単に紹介すると、「あるとき、古文書を見つけた。
それは、古代ゲルマン人が用いたルーン文字と呼ばれるもので書かれているものだが
なかなか解明できない。
そこで、横に描かれている文字を縦に配列することによって解読し、
侵入できる箇所を見つけ出し、地底世界に向かう」というもの。
古文書の「文字の解読」がカギとなった小説。

文字の解読と言えば、今から50年ほど前にブームになったものに「速記」がある。
この方法で書かれた文字は、基本的に本人にしかわからない。
この「速記」、今では、ほとんど見られなくなったが、
国会中継のときに、事務方のテーブルに「速記士」なる人が映る場合がある。
録画や録音装置がある時代なのに、この人たちが必要とされているようだ。
それは、録音から、いわゆる「テープ起こし」をすると、
非常に時間がかかるが速記は、書いた本人が、そのまま読めばいいところから、
今でも重宝な存在らしい。
録音の場合、便利なようだが、録音状態が悪かったり失敗することもない訳ではない。
そして、何よりも、電源なしでは記録できない。
手書きは、不便だろうと思うが、
総合的に判断すると、手書きの方が便利であったりするものらしい。

便、不便で言えば、目の不自由な人は、さぞ、不便だろうと思ったりもするが、
明治生まれの盲人には、そんなものをみじんも感じさせないタフな人物が多い。
音楽家の宮城道雄や久本玄智などは、
その典型で、エッセイなどで逸話をのせている。
その一つに、盲人と健常者とで会合があり、雑談で長くなり、
いざ帰ろうとすると、盲人たちがさっさと出て行くのに、健常者がもたもたしている。
会合が長かったせいで、日は、とっぷりと暮れ、あたりは真っ暗。
そのため、健常者の一人が「暗くてよく見えない。電気をつけてくれ」と言うと、
久本が口を挟んだ、
「なんと目明きは、不自由なものだな~」

<当 "BOOTS STRAP" の記事のコピペや無断転載を一切禁止申し上げます。>
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。
人気ブログランキングへ

↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村


フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403

*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F

<了>