喝!まだまだ修行が足りぬ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

大相撲で69連勝した横綱・双葉山は身の丈180センチ、
体重が128キロだったという。
今にしては小柄に属する体格かもしれない。
彼の相撲は、相手がどんなに突っかけてきても、
どっしりと構えて受け止め、それから勝負に出るという相撲。
まさに、”横綱相撲”と言える取り口だったという。
彼を間近に見たという人の話では、
土俵下で取り組みを待っているような時でも、
身体一つ、眉一つも動かさないほど、どっしりとしていたという。
時は、1939年1月15日。
前頭三枚目の安芸ノ海に敗れ、連勝が69でストップすることとなった。
よく知られているように、その日、師と仰ぐ安岡正篤(まさひろ)に
「ワレイマダ モツケイタリエズ(我、未だ木鶏たりえず)」
という電報を送ったという。

この「木鶏」は、中国の『荘子』の中の「列子黄帝篇」にある故事。
そのストーリーを簡単に紹介すると、
「闘鶏好きの王のために紀渻子(きせいし)という(ちょっと遊び人っぽい)人物が
闘鶏を調教することになった。
十日経って王が、どうだ、闘えるようになったか?と訊くと、
まだでございます。まだ空威張りして闘争心があるからいけません(虚憍にして気を恃む)」
十日後に訊くが、「嚮景(闘争心が見える)」。
さらに10日経って訊くと「疾視(眼で相手を威嚇する)」という理由で、
ゴーサインを出さない。
それから十日して、また王が訊いたところ、
これでよし。どんなことがあっても『木鶏(木彫りの鶏)』のように
いつも泰然自若としている。この境地に達している」と言って太鼓判を押した、
という話。
双葉山は、この境地を目指したのであろう。
「我、未だ木鶏たりえず」という言葉が、彼の思いを如実に語っている。

この双葉山、子供の頃に”吹き矢”が当たり、右目の視力はほとんどなかったという。
彼がそれを明らかにしたのは引退後だった。

並々ならぬ偉業を達成した人物は、やはり並の人ではなかった。

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<了>