著者は、エドモンとジュール・ド・ゴンクールのふたり。
当時のパリの社交界の様子や生活が赤裸々に描かれているもので、
その時代を知る貴重な記録と言える。
彼らの生きた時代は、時あたかもパリ万博の時代とも重なり、
ふたりともジャポニズムに魅かれ、当時の日本人との交流もあり、
それらが克明に書かれていて、
当時の総理大臣を経験した松方正義氏の名前も出てくる。
そんなものに混じって、日記の中には改まった書き方で、
「直線というものは自然の中には存在しない。
おそらく、これこそ人間の発明になる最たるもの。
ギリシャ建築の原理は直線であり、絶対的に反自然のもの」
という記述を日記の中に見つけた。
たしかに、自然の中に突然あらわれた直線を見つけ、
人間の存在を感じる時がある。
沖縄の最西端、与那国島の海底はダイバーたちのメッカとも言える場所。
その海底には、そんな石の建造物らしきものがある。
与那国島の海底海底にある石の遺跡は、5000~8000年前にできたとされる。
この写真は、石の階段のようにも見える。
「遺跡」と思えるのは、この階段もそうだが、直線が支配しているからとも言える。
このような海の姿を見ていると、
オスカー・ワイルドの言葉が思い浮かんでくる。
「世界で真に神秘的なのは、見えるものであって、見えないものではない。」
まさに、見える直線の神秘が広がっている。
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<了>