地獄から極楽へ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

次から次に問題が起こり、抜けられない状態になることを
「アリ地獄」と言ったりする。
今の世の中を見ると、
そのような状態に陥っていると言えなくもない。

そう言えば、
夏の日の、お寺の縁の下などに、
この表現のもとになった、その「アリ地獄」を
見かけることがある。

アリ地獄は、
ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)とよぶトンボに似た
昆虫の幼虫のことで、
一般的に、
この昆虫が作る「施設」も含めてアリ地獄と呼んでいる。
その施設は、
直径が10センチに満たない臼状の砂地になっていて、
蟻やダンゴムシが迷い込んで、
滑り落ちて行くような構造になっている。
それは、周りの土とは違って、
滑りやすそうな砂地のようになっている。

$BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

その砂地の底には、アリ地獄が待ち構えていて
落ちかかってくる虫に対して
撹乱戦法なのか、砂を浴びせかけたり振動を与えたりして、
滑り落とさせて、
遂には捕獲して体液を吸ってしまう。

地獄という怖い名前を持つ幼虫だが、
いつか、蛹(さなぎ)を経て成虫となる。
成虫は、最初に紹介した通り、ウスバカゲロウとなる。

このウスバカゲロウは、
トンボに似た形状をしているが、
飛びを心得た優雅な飛び方をせずに、
何ともぎくしゃくした能天気な飛び方をするところから、
「極楽とんぼ」という呼び名がある。

この昆虫、幼虫から成虫に変わる間に
呼び名が、なんと
『地獄』から『極楽』へとかわっていくことになる。

世の中「アリ地獄」のような問題が渦巻いているが、
この昆虫の名の如く、
イッキに極楽への変身といきたいものだ。



*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。
人気ブログランキングへ

↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403

*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F

<了>