司馬遼太郎氏が江戸時代について語った言葉だ。
侏儒とは、小人(こびと) ないしは、器の小さいものを意味する言葉。
たしかに江戸幕府は、将軍より力のある勢力があらわれるのを徹底的に嫌った。
強固な体制をつくる礎として、まさに、人々を侏儒にする政策をとった。
侏儒にする代表的な制度が、士農工商などの身分制度。
それを徹底させたのは、
徳川家康が見た恐ろしいものに由来している。
恐ろしいものとは、豊臣秀吉のこと。
出自が一介の水呑百姓の小倅(こせがれ)から、関白になり、
遂には、朝鮮を経由して中国まで攻め入ろうとするような人物。
それまでの体制では、彼のようなスケールの人物が現れないとも限らない。
身分制度は、それを排除した政策と言えるだろう。
そして、体制を守る政策として、今、ひとつは鎖国政策。
この二つが、体制を強固なものにしたと言える。
それほどに、江戸幕府は臆病だったと司馬氏は評していた。
現代にも、徹底した身分制度と鎖国政策を敷いている国家がある。
『国民を侏儒にする国家』とは、さきごろも話題になった、かの国のことかもしれない。
かの国も、身分制度と鎖国政策を徹底しているようである。
とは言え、どの国、地方に限らず、体制側になると型破りな人間の出現を嫌う傾向にある。
その型破りな人間が現れ、大阪では、まずムダを省く政策が着々と進行しているようだ。
それに引き換え、
国家の官僚制度の打破として政権交代があったはずなのに、昨夜、官のムダを排除することなく、
官主導型の消費税アップが決まった。
まんまと、官主導型の術に落ちたようだ。
侏儒にさせられているのは、遠い日のことでもなく、近くて遠い
かの国のことでもないようだ。
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<了>