パリのモンマルトルにあるキャバレー。もちろんその意味は、フランス語で「赤い風車」。
実際に屋根の上に赤い風車がある。なんと今でも営業を続けている。
『ムーラン・ルージュ』という名を聞けば、すぐにフランスの画家ロートレックが思い浮かぶ。
彼は、1891年より『ムーラン・ルージュ』のポスターを描き、色使い、構図など
斬新さが評判を呼び名声を高めることになる。

キャバレーである以上、お客を呼び込めるのは企画力以外になく、
フレンチカンカンのショーなど一世を風靡したショーなども多い。
もちろんミュージシャンも数限りないが、エルビス・プレスリー、フランク・シナトラなどがここでショーを行ったりしている。
ムーラン・ルージュの歴史の中でも際立っているのはおそらく
「おなら」に関するパーフォーマンスを繰り広げたジョゼフ・ピュジョル氏だろう。
この男、かなりの変わり者。
ツィドレルという音楽監督が見いだしたらしく、
おならで、音楽を奏でることができたり、水をお尻から洗面器一杯も吸い込んだり、
煙草を吸ったりすることもできたという。
フランス国家ラ・マルセイエーズのリフレインを演奏したり、
かなりの芸達者だったようである。
何よりも口上から出し物に至るまで、かなり抱腹絶倒といったもののようだったそうだ。
その時の様子を描いた随筆によると、
ムーラン・ルージュに、彼のショーを見るために詰めかけた見物人たちは、涙を流しながら笑い、けいれんを起こす女性も居たりしたそうだ。
毎夜の笑い声や興奮の様子が、かなり離れたところにも響いていたとも言われている。
このような変わり者ではあるが、彼の生理学的特性を医学的に調べたマルセル・ボーデュアン博士は、
「ピュジョル氏はヘルニアもなく、奇形はまったく見当たらない。」
と、その特異性は、奇形のものではないという言葉を残している。
「おなら」を自在に操るピュジョル氏に、会ってもいないのに、
つい親近感をおぼえてしまう。
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<了>