と出ていた。
この1ペニーを製造するのに経費が2セント以上かかっていると指摘。
これは「もったいない」ということでの指示だという。

カナダは10年ほど前に製造原価が1.6になった時点で1ペニーの製造を中止していた。
振り返れば日本の一円玉は製造されなかった年もあったが、様子を見つつ製造しているようだ。
この1円玉、製造原価が3円ほどする。
他の貨幣の製造原価は、1万円札が25円ほど、5千円が21円、千円札は17円程度らしい。
この辺は原価以上というのは考えられないが、1円玉を単体で見ると大幅赤字という事になる。
ヤメてしまえというのも理に適っていると言えなくもない。
しかし、効率の悪いものは切ってしまえばいいという考え方は、どこか危ない。
鉄道路線もこの様な考え方で押し進めていけば、
全国の鉄道網から廃線と廃駅とならざるを得ない路線も多い。
かつて「幸福ゆき」の切符というのがブームとなった。
1973年にNHKテレビ『新日本紀行』で取り上げられたことがきっかけらしい。
北海道・帯広の「愛国駅」から「幸福駅」行きの切符。
これが4年間で1000万枚ほども売れたという。
その鉄道路線も、今は廃線になって線路そのものは無くなったが、駅舎だけは今も残って、
立派な観光スポットになって、年間20万人もの旅行者が訪ねている。

効率化ばかりを追い求めない方が、うまくいく場合もある。
いびつで不揃いなものが集まっているのが世の中。
それらが適所に活かされ、一つの大きな地球を支えている。
そんな方向で見ることはできないだろうか?
効率化の陰で存在に疑問がかけられているが、1ペニーも貨幣の流通を支えている一つ。
泣くな、リンカーン。
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