BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

ロートレアモンの詩集『マルドロールの歌』が書かれたのは19世紀のこと。
本名は、イジドール・デュカス(Isidore Ducasse) 。
ロートレアモン伯爵というペンネームで詩を書いている。
かの詩人・ランボーと同時代を過ごし、1870年に24歳で早逝している。
このデュカスの言葉に「私は自分に似た人間を探していた」と出てくる。
これは、誰にでも当てはまる言葉ではないかと思う。
伴侶に対する希望は人それぞれだが、友人となるべき人物は、
自分の趣味やテイストに合う人物。
共通点が多ければ多いほど親しい関係になりやすい。
それを思うと、良き友人とは、すなわち自分に似た人間ということができそうだ。


このロートレアモン詩集『マルドロールの歌』に収められている一番知られている詩句は、
「解剖台の上で、ミシンとコウモリ傘との偶発的な出合いのように美しい」
というもの。
ミシンとコウモリ傘が出会うことは、そうあるものではない。
その出会いが解剖台の上という取り合わせは、何とも奇異に感じる。
それを「美しい」と表現するのは、その当時としては、
ロートレアモン以外、誰も思いつかない発想だろう。

この詩集は、生前には出版されることもなく、作品は埋もれていたが、
見つけ出し、絶賛したのはデュカスの死から50年後の20世紀初頭のシュルレアリストたち。
デュカスの言葉「自分に似た人間を探していた」ということだが、
出会ったのは死後50年のこと。

理解し合える友人に出会うことは、
「解剖台の上でミシンとコウモリ傘との偶発的出合い」より難しい。

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<了>

夏目漱石と同じ時代を生きたちょっと変わった異色の学者・南方熊楠(みなかた くまぐす) 。
彼の書に「夢を記憶する法」なるものがある。
これは、発表するために書かれたものではなく、
友人であった仏教学者の土宜 法龍(どき ほうりゅう) 氏に宛てた書簡。
いわば、私書。
かの時代の人物らしく古語で書かれている。
その部分を抜粋して現代語で要約すると、
「自分は夢について研究してきた、というのも金もかからないし面白くもある。
どうすれば夢を記憶することができるのかを考案した。
まず、起きてすぐに筆をとって書こうとするのは愚の骨頂。
居ずまいを正しただけで夢は雲散霧消するもの。
夢は不安定なところに存在しているが故に、些細なことでも消えてしまう。
一番いいのは、起きても夢の中にいるような態勢をとりながら目を閉じて慮(おもんばか)る。
そうすれば夢は形を変えることなくそこに存在する」
さすがに異境の学者。粋人の本領発揮といったところである。

「夢を記憶する」といえば、
わが若かりし頃、画家の横尾忠則氏が「夢日記」をつけているということを雑誌で知り、
「夢日記」に挑戦しようと思ったことがある。


夢は未来を語ることもある。
自身の置かれた状況を語っているかも知れない。
そんな夢の神秘に憧れる気持ちで挑戦しようとした。

ただ、今に至るまで、当方は落ち着いた朝を迎えた試しがない。
たいていは、ギリギリまで寝ていて、目覚ましの助けを借りてハタと気づき、
飛び起きて出てゆく。
クマグス曰く、「居ずまいを正しただけで夢は雲散霧消」とは、
まさに正論。

こんな慌ただしい朝を迎える者に「夢日記」など、
夢のまた夢 ( ^ω^ )

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<了>

匿名を表す名前にアメリカでは、ジョン・ドウ (John Doe)というのがある。
女性ならばジェーン・ドウ (Jane Doe)。
日本では、名無しの権兵衛ないしは、山田太郎、山田花子といったところだろうか。
日本は匿名であることを斟酌される事が結構ある。
だけども、アメリカはあまり匿名であることを好まないところがある。
アメリカ生まれのfacebook などは基本的に正式な名前。
ところが、日本生まれのアメブロなどは「名前が特定されないようにしましょう」
などの文言が付されている。
国が変われば、考え方も違うようだ。

「宝くじ」の当選などもアメリカと日本の違いは明らか。
日本は、いくら高額当選をしても匿名性が守られるが、アメリカは、そうはいかない。
大々的な宣伝とともに喜びのナマの声を求められる。
2024年4月のニュース

発表するのは公明性のため。
だけども、当選者のその後どうなるかは、容易に推して知るべしとなる。
当選後の人生はズタズタになったという話も聞く。
これなら、高額当選などなかった方が幸せだった、という人も多い。

そのためなのだろう、5億6000万ドルの宝くじに当選した人が、
「受け取り時に匿名を望む」と裁判所に訴えたという。
その訴えた人の名前は、ジェーン・ドウ(Jane Doe)さん(女性か?)。
だけども、そこは、アメリカ。
主催者側は、この公明正大なるスタイルを変えるつもりはないという返事。
すなわち「それがイヤなら、当選をあきらめるんだナ」
である。
そうは言っても当選したのだから諦めきれない。

諦めきれないといえば、フグ料理に関する言葉に
「河豚(ふぐ)は食いたし、命は惜し」などという江戸の慣用句がある。
フグ肝は猛毒、今は禁止されているが、かつては「上手な調理」ができる板前でなければ、
食べて命を失うこともあるとされた。
フグ肝は食いたいが、命は惜しい、となる。
これに当てはめると「高額当選金は欲しいが、命取りとなるトラブルは絶対イヤだ」。

ジェーン・ドウ氏は、裁判所がさばく「上手な調理」に期待している、
といったところだろうか。

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