BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

ソメイヨシノの開花の便りが続々と届けられている。
「関東や東海は今週末には満開へ」などという記事が出ていた。
いよいよ春の到来といったところ。
先日、夜の裏通りの散歩で、弱々しく花をつけている桜が目に入った。


この時期になると、中国の唐代の詩人・劉 希夷(りゅう きい) の代表的な詩である
『代悲白頭翁』と題する詩が思い浮かぶ。
この表題を邦訳すれば「白頭を悲しむ翁に代わりて」となる。
これは、「白髪となり歳をとったことに対する悲しみを持つ老人に代わって詩を詠む」
という意味。
当方にとってはドキッとするような文言である。

その詩の一節に、「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」というのがある。
これは、世間的に有名な句であるが、これを読み下すと、
「年年歳歳(ねんねんさいさい)、花(はな)相(あい)似たり、
歳歳年年(さいさいねんねん)、人(ひと)同じからず」となる。
この意味は、
「毎年毎年、春になると、木は同じような華麗な花を咲かせる、
(ところが)それを見る『人』は決して同じではない」
もっとくだけた言い方をすれば、
「花は同じように咲くが人はそうではない。
人は流転したり、老いたりするものだ。」

そしてこの詩の最後には、
「此翁白頭眞可憐 伊昔紅顏美少年」というので締めくくられている。
この意味は、「この老人の白髪頭は、まことに気の毒としか言いようがない。
だって、昔は紅顔の美少年だったのだから」となる。
すなわち、今は、こんな白髪の老いぼれ老人になってしまっているが、
何を隠そう、昔はイケメンだったんだぜ、となる。

歳をとって、タダの老人になると、
そう言いたい気持ちは、わからずでもない (*_*;

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<了>

「胡散(うさん)臭い」という表現がある。
意味としては、正体不明で怪しい。疑わしくて信用できない様子を表す言葉。
この胡散臭いものを避けたい気持ちと、胡散臭さを魅力と感じる場合もある。
もう50年ほど前になるが、かつてのインドはそんな雰囲気を湛えていた。

大学生の頃、真っ先に選んだ海外旅行はインドだった。
当時、プガジャ(プレイガイドジャーナル)を読み、哲学談義を愛する雰囲気を持つ若者にとって、インドは異国の聖地のようなところがあった。
インドで手に入れたビディ(乾燥タバコを巻いただけの安っぽいタバコ) を燻らせ、
チャイを呑みつつインドについて語る。
これこそ、そんな種族の若者の陶酔でもあった。
当時、格安のチケットを手に入れてインドを旅した。
主に北インドを旅したが、ガンジスの沐浴で知られるベナレス(ワラナシ) も訪ねた。
その時、ある日本人女性と出会った。
彼女は、インド人と日本で結婚し、インドに来たばっかりということだった。
その女性は、のちにベナレスでバックパッカーのためのホテルを経営する久美子さんだった。


出会ったのは、彼女がインドについたばかりの頃。
「ここ(インド) では、自分の命は、自分で守らなきゃ」と、そんな言葉を言っていた。
当時のインドは、喧騒と人いきれの世界。
インドで行方不明になる若者も少なからずいた。
「自分の命は、自分で守らなきゃ」まさに、そんな世界だった。

桜の咲く頃に日本に着いた。
公園のベンチに腰を下ろして春の長閑(のどか)さを感じたことが懐かしく思い出される。
その時、長閑さの反面、妙に、インドの喧騒と胡散臭さが恋しく感じられた。

当時、そんな胡散臭さを放っていたのが、モトコーと呼ばれた神戸の高架下商店街だった。
元町駅に近いところは、まだ、通常の商店と変わらない風情だったが、
段々と神戸駅に近くなるに従って胡散臭い通りになっていく。
これが堪らない魅力だった。
米軍払い下げのグッズが並んだ商店。
外国船員向けの中古テレビやラジオなどを商っている店。
遅い時間に通ると深い闇のようなものを感じたものだった。

ただ、今は昔。
先日も書いたが、3月いっぱいで、このモトコーが完全閉鎖となる。


あの頃の陶酔。
わかるかな〜? わかんねーだろうな〜 (^^;

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<了>

かすれて声が出ない。
昨年、梅雨を前にした頃に肺炎に罹り、Boots strap の休筆ということになった。
その後、回復はしたが、声が出ない。
今日は、その辺りのことを語りたい。
冗談のように言うのだが、当時、まさに「死にそう」だった。
40℃の熱が数日続き、診察を受けると肺炎という診断。
治療の甲斐があり、生還。
ところが、しばらくしてから声が掠れて出なくなった。
耳鼻科で内視鏡で見てもらうと、閉じるべき声帯に隙間。


閉じない理由は、対になっている声帯の片方が、極端に萎縮していた。
一人の医師の診断では、
「咳などで声帯が痛めつけられたようです。加齢もありますが、まあ、そのうち癒るでしょう。」
その言葉の如く癒るのを待ちたいが、声が出ないのは苦痛。
そこで紹介されたのが専門医、
本人も、オペラ(歌劇)もやっていたという耳鼻科の医師。
クラシック声楽発声法の研究と音声障害治療に精通。
院内にはクラッシック音楽がかかっている。
コイツはいいや!
その医師の指導のもと「言語聴覚士(ST)」からボイストレーニングを受けることになった。

トレーニングの一環で、ボトルの水をブクブクしたり、
声を出しながら唇を振動させたり。
まるで、子供がオートバイの音を真似るようにくちびるブルブルで発声などのトレーニング。
「腹式呼吸」を言われるが、要領が悪いのか、掠れ声はなかなか取れない。
どう声を出すか?
試行錯誤の結果、腹話術を真似てやってみると、何とか声が出た。
それを名付けて「いっこく堂作戦」。
この「腹話術」と「腹式呼吸」、一本の線で結ばれた。

最終的には、声を録音し、高低、掠れの度合いを数値でチェック。
やっと合格にありつけた。

「いっこく堂作戦」成功!(^^)b

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<了>