昨年12月に刊行された計算数理工学論文集に論文が掲載されています。

 

奥村大、清水章司、伊田翔平、内田真、田中展

アクリルアミドハイドロゲルを用いた拡張Flory-Rehnerモデルの基礎的検証」

計算数理工学論文集, 2017, 17, 53-58.

http://gspsun1.gee.kyoto-u.ac.jp/JASCOME/denshi-journal/17/17.html

 

大阪大、名古屋大、大阪市大の機械系の先生方との共同研究の成果となります。

水で膨潤したゲルに力をかけた時に、どのように変形するのかの理論的モデルを作成し、実験結果との検証を行ったものです。

筆頭著者の奥村先生と国際学会でご一緒した縁からこういった形で一緒にお仕事をさせていただくことになりました。

今後も他研究分野の方々との交流も進めていければと思います。

11月17日〜19日に新潟に行ってきました。

まずは17日に、メイワサンピアで行われた高分子学会北陸支部若手研究会にて、伊田が講演を行いました。

 

伊田翔平「精密重合の観点から高分子ゲルを創る」

 

また、M1さん4名がポスター発表を行いました。

 

続いて、翌日からは新潟大学に移動し、北陸支部研究発表会に参加して、M1さんが口頭発表を行いました。

村井勇介、伊田翔平、金岡鐘局

「ウレタン結合含有ポリアクリルアミド誘導体の温度応答性に及ぼすRAFT 剤の効果」

大石裕貴、伊田翔平、谷本智史、金岡鐘局

「RAFT重合による両親媒性ヘテロアーム星型ポリマーの合成および性質」

山口開之、金岡鐘局、谷本智史

「結晶性コアを有する高分子ミセルの ABA 型トリブロックポリマーによる温度応答ネットワーク化」

西佐小大貴、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣

「親水性/疎水性共重合ゲルの温度応答性に及ぼすモノマー構造と配列の影響」

 

4人とも初めての口頭発表でしたが、しっかりとした発表をしてくれました。

さらに、山口くんが優秀研究賞を受賞しました!おめでとう!!

9月20〜22日に愛媛大学で行われた高分子討論会、引き続き道後温泉のメルパルク道後およびにぎたつ会館で行われたゲルワークショップに参加しました。

 

高分子討論会ではポスター発表8件を行うとともに、伊田がV会場で行われたゲルのセッションオーガナイザーを務めました。

 

1Pe091 ◯山田航平、金岡鐘局、谷本智史

「両性イオン型ブロックペプチド固定化シリカ粒子を用いた貴金属イオン混合溶液からの選択吸着」

 

2Pa075 ◯村井勇介、伊田翔平、金岡鐘局

「ウレタン結合を有するポリアクリルアミド誘導体の温度応答性に与えるRAFT剤の影響」

 

2Pa079 ◯西佐小大貴、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣

「親水性モノマーと疎水性モノマーの共重合によって発現するゲルの温度応答性:モノマー構造と配列の効果」

 

2Pc039 ◯西井泉賀、金岡鐘局、谷本智史

「キトサン/炭酸カルシウム複合コアシェル型微粒子の自発析出調製と無機シェルの結晶構造制御」

 

2Pf024 ◯大石裕貴、片野沙耶、伊田翔平、谷本智史、金岡鐘局

「RAFT重合を用いた疎水性/親水性ヘテロアーム星型ポリマーの合成および性質」

 

3Pb050 ◯山口開之、金岡鐘局、谷本智史

「結晶性コアを有する高分子ミセルのABA型トリブロックポリマーを用いた温度応答物理架橋」

 

3Pc033 ◯吉田龍一、伊田翔平、金岡鐘局、浦山健治、廣川能嗣

「異なる調製法を用いたビニルポリマー系ゲルの力学特性:架橋様式が及ぼす網目構造への影響」

 

3Pd032 ◯十河愛実、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣

「感温性ゲルの膨潤特性におけるイオン解離基の構造および配列の効果」

 

 

ゲルワークショップでは、十河、吉田、大石、西佐小、村井の5名がポスター発表、伊田が講演を行いました。

 

伊田翔平

「精密ラジカル重合を活用した高分子ゲルの構造設計」

 

濃密な1週間でしたね!

9月25日に論文が高分子論文集に掲載されました。

(4月25日付で受理されていたものです)

 

伊田翔平

「高分子ゲル網目構造の精密制御—RAFT重合の利用とモノマー連鎖に着眼した機能化」

高分子論文集, 2017, 74(5), 365-374.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koron/74/5/74_2017-0020/_article/-char/ja/

 

本論文は若手研究者の総合論文特集号「高分子科学・工学のニューウェーブ−2017−」の1つとして掲載されました。

ゲルグループの最近の研究についてまとめていますので、ぜひお読みください!

京都大学吉田キャンパスで開催された国際学会「The 15th International Conference on Advanced Materials (IUMRS-ICAM2017)」に参加・発表を行いました。

 

<口頭発表>

Shohei Ida, Yoshitsugu Hirokawa

"End-Crosslinking of Controlled Telechelic Prepolymers Prepared by RAFT Polymerization toward Homogeneous and Self-Healable Gel"

 

<ポスター発表>

Shohei Ida, Yoshitsugu Hirokawa

"Precision Synthesis of Controlled Telechelic PNIPAAm with Thiol-Termini for Construction of Homogeneous Network by Thiol-Ene End-Crosslinking"

 

また、このポスター発表について、Soft Matter Poster Awardを戴きました。

関係の先生方に御礼申し上げます。

8月5〜6日に近江希望が丘ユースホステルにて、第88回高分子若手研究会[関西]を開催しました。

この若手研究会は高分子学会関西支部の行事として夏と秋の年2回行っているもので、夏は1泊2日の合宿形式となります。

 

今回、伊田が世話人に指名され、20年ぶりとなる滋賀県での開催となりました。

(ちなみに20年前は偶然にも金岡先生が世話人であり、秋の若手会を本学で行っています)

 

関西支部から3名、他支部から3名の講師の先生方をお招きし、非常に魅力的な講演をしていただきました。

参加者も総勢130名を越え、参加者同士の交流も活発な会となったと思います。

 

世話人として多々至らぬ点もあったかと思いますが、参加して頂いた皆様に感謝申し上げます。

 

(講演の様子)

 

(夜はBBQでした)

幕張メッセで開催された高分子学会の年次大会に参加してきました。

研究室からは口頭発表4件、ポスター発表を3件行いました。

M2の3人にとっては初めての口頭発表、M1の2人は学会デビューでしたが、しっかり発表できたでしょうか。

 

1E05ILY ◯伊田翔平「網目構造設計に基づく感温性ゲルの膨潤挙動制御」

1E07 ◯十河愛実、伊田翔平、谷本智史、金岡鐘局、廣川能嗣「イオン性/感温性共架橋ゲルの膨潤特性:モノマー配列および解離度が温度応答挙動に及ぼす効果」

1E08 ◯吉田龍一、伊田翔平、谷本智史、金岡鐘局、浦山健治、廣川能嗣「後架橋とジビニル架橋:ゲルの調製法が及ぼす膨潤および力学特性への影響」

1Pc059 中野佑美、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣、◯谷本智史「ペプチド修飾コロイダルシリカ単粒子膜の形成機構に与える温度の影響」

1Pd080 ◯山田航平、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣、谷本智史「PGluとPLysを含むペプチド固定化シリカ粒子を用いた貴金属イオン選択捕集」

2H15 ◯西井泉賀、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣、谷本智史「キトサン/炭酸カルシウム複合コアシェル型微粒子の自発析出調製と炭酸カルシウムシェルの特性評価」

2Pe073 ◯村井勇介、伊田翔平、谷本智史、金岡鐘局「ウレタン結合を基盤とした新規温度応答性ポリマーの設計」

3Pa105 山下大貴、◯山口開之、伊田翔平、金岡鐘局、廣川能嗣、谷本智史「結晶性コアを有する生分解性高分子ミセルの温度応答構造崩壊」

 

会場の写真は撮っていたのですが、後から見返すとボケてばっかりだったので載せません。。。

1月7日付で原著論文が高分子論文集に受理され、5月発刊号に掲載されました。

 

伊田翔平、冨永佳子、谷本智史、廣川能嗣

「親水性架橋剤を用いて得られるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)ゲルの感温特性」

高分子論文集, 2017, 74(3), 195-198.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koron/74/3/74_2016-0060/_article/-char/ja/

 

卒業生の冨永さんが行った研究をまとめたもので、親水性架橋剤の鎖長がPNIPAAmゲルの温度応答性に及ぼす効果について議論しています。

3月2日付で原著論文がChemistry Letters誌に受理されました。

(4月24日:ページ番号が確定したので追記しました)

 

Shohei Ida, Hiroyuki Harada, Kazunobu Sakai, Koki Atsumi, Yoshiki Tani, Satoshi Tanimoto, Yoshitsugu Hirokawa

"Shape and Size Regulation of Gold Nanoparticles by Poly(N,N-diethylacrylamide) Microgels"

Chem. Lett. 2017, 46, 760-763. DOI: 10.1246/cl.170115

http://www.journal.csj.jp/doi/10.1246/cl.170115

 

卒業生の原田くん、酒井くん、渥美くん、谷くんと続いてやってきた、ゲルの中で金属ナノ粒子を調製する話です。

今回の論文では、ナノ粒子調製時の溶媒によってゲルの膨潤度が変化し、生成するナノ粒子の形状やサイズが変化することがポイントになっています。

 

また、本研究の一部は、滋賀県立大学特別研究費の助成を受けて行われたものとなっています。

3月30日付で原著論文がReactive and Functional Polymers誌に受理されました。

この度、ページ番号が確定したため追記しておきます。

 

Shohei Ida, Akimitsu Katsurada, Ryuichi Yoshida, Yoshitsugu Hirokawa

"Effect of reaction conditions on poly(N-isopropylacrylamide) gels synthesized by post-polymerization crosslinking system"

React. Funct. Polym. 2017, 115, 73-80.

DOI: 10.1016/j.reactfunctpolym.2017.03.020

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1381514817300615

 

活性エステルを用いた後架橋法によるPNIPAAmゲルの合成について、特に反応条件がゲル化反応に及ぼす影響を、従来のジビニル架橋法との比較を通じて議論しています。

後架橋法はあらかじめ合成した反応性部位を持つポリマーを架橋するゲル合成法で、我々が興味を持って取り組んでいるものです。

本論文では、後架橋法はジビニル架橋法に比べて反応条件の影響を受けにくく、プレポリマーの構造がゲル構造に大きく影響することがポイントになっています。

 

この研究をスタートさせた卒業生の桂田くんの研究がメインとなっており、現在引き継いで研究を進めているM2の吉田くんがやってくれた実験結果も含まれています。