コンクリート診断士 勉強法2 | ヲタクの生きる道

コンクリート診断士 勉強法2

記述式問題1の攻略(有料)



前回のブログ記事をアップしてから絶好調のアクセス件数の伸びを記録しましたので、さらに具体的な深掘り勉強法に入ります。

 

まず大前提で、自分が紹介する勉強法はコンクリート診断士の基礎的な知識がほとんどない方や、そちら方面に自信のない方に向けたものです。自分が元々一級建築士は持っていたけれど、全く畑違いの仕事をしていたので、コンクリートに関しては素人同然の状態でした。そこから2回目の挑戦で無事合格となることができたので、そのスタンスからの立場の勉強法になります。そんな基礎的なこと知ってるわっていう人は、見る必要がありません。どうぞお帰りください。

 

それではいきます。

大きく分けて以下の三段階の順序で自分は取り組みました。

1)基礎知識学習編

2)四択問題集やりこみ編

3)記述式攻略編

このうち今回はについて書いていきます。

についてはある意味、この勉強法のメインなので、別の記事に。

 

 

1)基礎知識学習編

自分は今の職業が思いっきりコンクリート診断士を使う仕事ということもあり、この先の仕事のための資料としても使えるようにと、コンクリート診断士受験仕様ではありますが、必要とする知識をエクセルデータでひたすらわかりやすく自分のためだけにまとめる作業をしました。忘れがちな知識でもいつでも振り返られるようにという意味のデータ集でもあります。

ほんの一部ではありますが、その画像データを集めて、どんなデータか雰囲気がわかるGIFデータを作成してみました。

参考書を読んでるだけでは自分の知識としてストックするのはなかなか難しいと思います。自分はこういう形で表現しました。

大事なのは疑問に思ったら調べまくることです。わからないワードをそうなんだろうなぁってな雰囲気で覚えても四択はいいとしても記述式では通用しません。そのワードを使いこなせません。問題に出たらアウトです。

 

例えば「中性化」などワードだけで覚えるのではなく、その事象の写真をネットで集めたり、分析してるデータなどがネットで山ほどあるので、それらを集めることも良いのではないかと思います。自分はその集めたデータを上記の形でまとめた次第です。言葉と絵を同一視で覚えようとすると、結構記憶に残ります。それとその時に大事なのは、「連鎖する知識」です。なぜなるのか、そもそもその現象はなんなんだ、なったらダメなのか、何がダメなのか、なったらどうすればいいのか、どうすればなってるなってないがわかるのか、今後ならないためにはどうすればいいのか、似てるけど違う現象はあるのか、区別の仕方はあるのか、、、など疑問は果てしなく広がるはず。というか、常に疑問に思ってください。それらを一つ一つクリアしていくとかなり自信がついていくと思います。これはもしコンクリート診断士になったら、お客様から投げかけられる質疑でもあります。

 

この作業は時間がかかります。だから試験日3ヶ月前から始めましたって人は、冒頭に書いたスタンスの人ではないはずです。コンクリート診断士が必要とする世界は広く深いのです。

 

自分ほど資料データを作る必要はないですが、最低限しなくてはならないのは、コンクリート診断士受験に際し入手できる「コンクリート診断技術'XX」か、参考書1冊は一通り読み終わってください。くれぐれも絶対にやってはいけないのは、いきなり問題集をやることです。詳しくは事項で触れます。

 

 

 

2)四択問題集やりこみ編

基礎学習は完璧であることに越したことはないですが、コンクリート診断士受験対策なので、多少の見切り発車で問題集に取り組むのは大丈夫です。問題集をこなして知識を補完すればいいだけですから。でも必ず全体には一度は目を通してください。

 

まず先ほど触れた基礎知識を得ることなく問題集からいきなり取り組むのは絶対にやめた方がいいと思います。自分がその方法を初年度にやって失敗してるので。何が失敗なのかというと、全くと言っていいほど、応用力がないことです。過去問以上のことや過去問にない問題に全く対応できません。

それと最も感じたのが「知識が連鎖していなかった」ということが後々にわかりました。当然その時にはわかっていませんでしたが。

問題集をやる

 →間違えた問題の回答を覚える

   →次は正解する

これを繰り返し、過去問の正答率をあげましたが、これではダメなんです。間違えた回答と他の関連する問題への知識が繋がっていないからです。知識がぶつ切りだから応用力が全くついていない。

基礎知識学習後の取り組みだと、間違えた問題の回答を「覚える」のではなく、一度事前に通った道の「再確認」であり、全体をわかった上でのその間違いの位置みたいなイメージがわかるはずです。「点」で見るのではなく、「線」で捉えるわけです。「連鎖する知識」の一部にその間違いが組み込まれると覚え方の質が変わることを実感できるのではないかと。自分がそうでした。

 

それでは本題である、四択に関し自分の取り組んだ方法を紹介します。

市販されている問題集は非常に優秀です。お勧めは分野ごとに分かれてまとめられている問題集です。最低二巡はしてください。その後間違えた問題のみを繰り返しこなして、連続正解すればクリア。それで間違い問題がなくなればまず完璧でしょう。

自分はそれ以外に、年度ごとの過去問題。自分は2023年度の試験で合格しているので、2017~2022年分なので、過去6年分をやり込みました。

大事なのは自分の正答率のデータ化。

自分はエクセルデータ化しました。

データ化すると、いろいろなことが見えてきます。

正答率の推移。よく間違える問題は何か。

よく間違える問題については掘り下げることもできます。

自分を客観視する根拠と、達成感を得るための一つの方法。これは地味でめんどくさいけど、非常に重要だと思います。継続へのモチベーションになると思いますから、ぜひデータ化してください。

 

最後に自分は過去問に関しては、6年分を8巡までやりこなしました。

 

問題集はどれだけやり込めるかにかかっています。とても時間のかかる作業です。でも合格するための確実な一歩だと思います。