駅弁って私にとってノスタルジックなもの
子供の頃、夏休みには必ず訪問していた祖父母宅への長い長い電車の旅 車酔いする子供だったのでほとんど何も食べられなかったのですが、駅弁を買って食べている人たちを羨ましく眺めてました
それにしても駅弁は魅力的
その土地まで行かなくてもこんなふうに食べられるなんていい時代だ
今回のお目当てはこちらです⤵︎
九州と東北が一気に味わえる醍醐味
各地のご当地グルメも各種ありました
北海道はなかったかも??
鯨カツの駅弁コーナーへ
関西にいるとクジラといえば和歌山のイメージですが、長崎も古式捕鯨の中心地であり壱岐、対馬、五島、平戸の各地に漁場が点在し多くの鯨組(捕鯨を行う組織)が操業していたそうです
和歌山の鯨は近海捕鯨、長崎は遠洋捕鯨でまったく違うとのこと←駅弁を買った時に教えてもらった知識
そして、こちらは全国で唯一の鯨の駅弁
長崎本線 長崎駅「鯨カツ弁当」
うーん、すごいぞ
鯨カツがメインで左に竜田揚げ、右は鯨のそぼろふりかけ
いやこれマジ鯨カツの味付けうまっ!
福島県 常磐線いわき駅の
「うにの具焼き
食べくらべ弁当」
全体的に味が濃いめでお醤油が付いてましたが使用せずにいただきました
生のウニとはまた違った味わい
駅弁らしく冷めてもおいしいというのが伝わります
余談ですが、いわき市は東日本大地震の際に沿岸部も津波の被害が大きかったと記憶しています
数年前に行った東日本大地震で親を亡くした子供たちへのチャリティーコンサートに行った際、展示されていた作文が今でも忘れられません
「もし時間が巻き戻せるならその時にお母さんと一緒にいたい」という内容でした
そのお母さんは津波で亡くなっているのです
つまり亡くなったお母さんとその時間に一緒にいたいということは自分も死んでもいいということ
どれほどの悲しみの中でその子は生きているのか…と胸が張り裂けそうな気持ちになりました
当時中学生だったというだけで名前も顔も知らない女の子ですが、その後の人生を幸せに過ごしていてほしいと今も祈っています
生まれてきてよかった、生きててよかったと思える日がきますように