それは7年前、行きつけのお鮨屋さんでのこと。
もうお互い50を超えていました(^^;
私はこのブログにあるような婚外恋愛者になっていました…(初見の方は過去記事をご覧ください…)
彼女はまだ独身だった。
私の所業も性癖も知ってたし、それはそれで認めてくれてくれていましたが、意見する時は意見する。
同級生だから辛辣なんですが…
それはそれとして。
近況やらお互いの悩みなどいつものように語らい飲み食いして楽しく過ごしていました。
いい感じで酔ったころ。
ふと、彼女は鞄をごそごそして、カウンターにお弁当包みを置いた。
あ…
これって…
このお弁当包み、高校時代にプレゼントしたものなんです…
実は私の手作り…(母が洋裁のプロだったので)
キモイ?かな(^^;
えっと、当時から逆算すると35年近く使ってたことになる…
今の高校生事情はどうなんでしょう。
もっと高いものを買ってプレゼントしているのでしょうかね。
どんなタイミングでプレゼントしたかは覚えてないんですが。
昔の高校生は使える金額なんて知れていましたよね。
でもハートはあった。
見た感じ全然へたってない。
「たまたま使ったの?」
「ううん、替えも使ってるけど、ずっと使ってるよ。」
「えっ、ずっと…」
「うん。ずっと。」
かなりびっくりしました。
で、お弁当包みで話が盛り上がりました。
けど同時になんか急にいとおしく思えて…
店を出た時、「ちょっと休んでいく?」と誘ってしまいました。
「だーめ、Hしたらもう会えないよ。」
「…」
「ね。」
「ああ…」
駅でお別れ。
「またね。」
といって彼女は猫が待つマンションに帰っていきました。
35年間使ってる?
その事実とその意味を考えながら帰路につきました。
続く…