前々から赤い橋の奥のレトロな建物が気になっていた湯河原の「富士屋旅館」さん
念願かなってやっとお伺いすることができました
赤い橋を車でおそるおそる渡ると江戸?大正?的な建物
チェックインをする新館はシックな感じで富士山モチーフのフロントが素敵です
エントランスロビーから富士山の暖簾をくぐりアンティーク調なラウンジでウエルカムドリンクとチェックイン手続き
香りの良いお茶とお向かいの「小梅堂」さんのきび餅。きび餅、柔らかくて程よい甘さが美味し~何度かお土産で頂いているけどもっと食べたい翌朝は「小梅堂」さんも「ゑふ屋」さんもお休みでした木曜日はお休みなので要注意
新館から旧館に続く通路脇に可愛いい目の猪のはく製が新館へ行き来する時に必ず見入ってしまう
鉄砲で撃たれた様な小さな痕が痛々しい
登録有形文化財の旧館は4室
楼閣風な正面のなかなか急な階段を上ってお部屋へ
お部屋は「初名草」。ドアを開けてびっくりお部屋の中にまた長い廊下。手前のお部屋がお風呂や水回り。奥のお部屋がリビングや寝室。ほぼ平屋の一軒家くらいの間取りだわ
廊下の窓ガラスがまたレトロで素敵です木枠なので結構な隙間が
リビングに入る前の三畳間にクローゼット。たぶんここが着かえの間なのかな私たちは寝室で着かえてました
リビングの欄間や窓ガラスさえも見入ってしまうくらい素敵
古い物を残しつつ2019年にフルリノベをして再開業をしているのでお部屋はとっても綺麗です
広縁の花梨のテーブル昔、実家にもあった様な気がする…こうやって使っていると素敵なので貰って来ようかな
反対側に寝室。木造なのでやはり気密性は多少不便で寝室隣の藤木川の音凄いですでもなぜかお布団が良かったせいか二人とも朝までぐっすりでした
お風呂は源泉かけ流しで檜がとっても良い香りでアメニティ類も充実です
凄く暖まるのでお風呂から出ても浴衣が中々着れない
お夕食はチェックイン時にお願いした6時に新館の「瓢六亭」さんへ
「瓢六亭」さんに入ると既に鰻を焼く良い香り
お食事は個室で落ち着いてゆっくり頂けます。
【先:春の菜、魚】
【椀:蛤、のびる】
【造:金目、炙り帆立、めじ】
【揚:鯵の巻物、新筍、伏見唐辛子】
【強:ホタルいか、いいだこ、夏みかん】
【炊:相なめ、うど、辛菜】
【焼、八寸:黒毛和牛、とこぶし、鰻】
【飯:菜の花めし】
鰻は白焼きとたれの2種で山椒味噌とふき味噌が添えられてどちらも絶品でした
お料理は全て美味しいと言っても過言ではない程私たち好みです
お腹がいっぱいになってしまったので、食べきれなかった土鍋のご飯をおにぎりにして、デザート、飲みきれなかったシャンパンもお部屋に運んで頂けましたお風呂に入りゆっくりお夜食を食べて就寝
翌朝は朝食前にまたお風呂に入り、お庭を見ながら広縁でゆっくりコーヒー朝のこののんびりとした時間がとっても贅沢です
中庭の立派な桜の木の蕾が少しピンク色になりかけているので桜が咲く頃はもっと素敵かも来年は桜の咲く時期にまた来てみたいかな
朝食は8:30に新館の「瓢六亭」さんへ昨日と同じお席です
【湯河原みかんジュース】
【出し巻き卵、湯河原豆腐、焼ブリ、お漬物】
帰りに鰻のお弁当を注文していたので朝のお魚は私はブリで主人は鯵ブリはお刺身用の切り身でたっぷり3切れ。昨日の鰻もそうだったけどホント丁度良い焼き加減で美味しい~備長炭で焼いたブリお勧めです
【ごはんのお供:自家製明太子、おひたし、とろろ、牛肉の時雨煮、なめろう】
ごはんのお供が美味しすぎて土鍋ご飯をおかわりしてしまいましたもう1杯いけるくらいだったけどここは自重
蕎麦猪口で頂くアールグレイの紅茶、美味しい~最初に出して頂いた「加賀棒茶」も香りが良く食欲をそそります。細かな所に富士屋旅館さんのおもてなしの心が感じられます
チェックアウトは11:00。「瓢六亭」さんは11:00からランチ営業なので私たちが帰る時に既にタクシーでランチの方がいらしてました。「瓢六亭」さんの地焼きの鰻、絶品なので人気なのも分かります
あらかじめ予約した鰻のお弁当は帰宅後にお夕食で頂きました。確か「並」だったのにご飯の上に鰻がびっしりお弁当も美味しい~
「富士屋旅館」さん最初はソファの無いお部屋で大丈夫かしらと心配していたけど、お食事はもちろんのこと建物もスタッフの方のおもてなしの心遣いにも癒され是非またお伺いしたいお宿でした
次回は、桜の季節で絶対に土鍋の鰻ご飯コースにしよ