昨日2月3日の節分は京都で節分おばけになってきました~!





 節分おばけってご存知ですか?

 私も知らなかったのですが、平安時代から続くとても古い風習なのだそうですよ。

 以下、今回私が参加した節分おばけの主催者でいらっしゃる司太夫のブログより説明文を拝借いたします。



 
「 💚おばけ💚
昔は立春で年が明けると言われ、その前日節分は大晦日に当たります。
節分に普段と違う姿で神社仏閣をお参りし一年間の厄・垢を落し、新たなキレイ✨な自分で新年を迎える…と言う、京都の古い風習☺
又、遡ること平安時代。陰陽師の頃どすね✨
年が変わるて言う事は恵方も変わります。
節分に神様達が次の年の恵方へ大移動😍
その隙間を狙ぅて、地獄から魑魅魍魎が現れる😱
その魑魅魍魎…鬼や厄が自分に憑かへんように、自分で無いもんに化けて、鬼を化かす?…と言うもん。

昔は髪型で身分や、未婚既婚、職業が判りましとす。髪型を変えることでも仮装になりましとすので「お髪化」とも書きましとす。


昔は街中でもみられたもんどしたが、戦後一般市民はそんな事してられへん😰
けど花街は現金収入となる稼ぎどき。
一早くおばけは復活します。
それが今の様に伝わり、街中ではあまりしやへんようになったんでまるで花街の行事の様に思われる様になったんどす。

うちも、祇園で嶋原でしてましとすが、街中に復活させとうて、17年前に嶋原の中でしてたおばけを飛び出し、お客様やスタッフの子を誘うてやり出しましとす。

普段はどうしても平日になるさかい、少のおすけど、それでも15~20人位のおばけの集団どす😳
土日にかかるともう少し多なりますね😊
旅館組合さんとかも一緒にした時のピーク時は100人位になりましとす😱

そのうち旅館組合さんが辞めはって、他に一緒にしてた甲冑隊さんらも辞めはったんどすけどうちら「こったいの会」では今もやってます😆」





 いかがでしょう?

 最近では日本でもハロウィンで多くの人が仮装を楽しむようになってきました。
 でも日本にも、仮装をするイベントが平安時代からあったんですね!!
 だったらハロウィンを輸入するだけじゃなく、独自の風習を復活させて楽しまないともったいない!!


 昨日は朝から祇園ホテルで仮装準備、その後八坂神社→知恩院山門→神泉苑→壬生寺→嵐電に乗って嵐山へ→天龍寺→千本閻魔堂→吉田神社とまわり、お参りをしながら参拝客のみなさまに福豆を配って歩きました。



 
 司太夫のお嬢様でいらっしゃる葵太夫もご一緒でしたが、あまりの美しさに私は見とれっぱなし。
 (上の写真の左から三番目の方です)

 見た目の美しさももちろんですが、姿勢や所作の美しさ、風格、内面からにじみ出る強さなどは、一朝一夕に身についたものではないと、私の素人目にも明らかに見て取れるもの。

 なのにお話しするととてもフレンドリーで明るくて、親しみやすい素敵な女性でした。

 葵太夫のブログはこちら

 「太夫」という存在に対しても私は無知だったのですが、こうして直接お会いできるご縁もいただいたので、これからちゃんと知っていきたいとおもいます。


 
 昨日はテレビや新聞などからの取材も多く、私もインタビューを受けたりいたしました。
 どこかで発見したら教えてくださいね。

 以下は京都新聞に掲載の記事です。(写真は葵太夫のブログより拝借)