よろこびも悲しみも -33ページ目

よろこびも悲しみも

人の心に興味があり、テレビドラマだったり、歌詞だったりで、いろいろ勉強中です。

昔聞こえてきた歌に

 「真夜中のギター」

があります。

千賀かおるさんのヒット曲で、私の好きな歌のひとつです。

 

その歌詞の中に

 「みんな孤独で辛い」

があります。

孤独な人がいるというのは十分に分かりますが、「みんな」というのにハッとしてしまいます。

 

孤独そうに見えない人でも、その人に言わせると自分は孤独だという感じはありますね。

 

野生動物の世界で、草食動物の多くは集団で暮らしているようです。

肉食獣が草食動物を狩る時、まずは獲物として狙う草食動物のうち一頭だけを群れから切り離す、ということから始めるようです。

 

肉食獣は肉食獣なりに、親や兄弟から教わった方法で巧みにヌーなどに迫ります。

ここで、特に子供が群れから切り離されて一頭になってしまうと、そこで勝負あったという感じのようです。その子供は肉食獣の食料にされてしまいます。

 

こんな草食動物にとって、孤独になることは即刻命の危機を意味します。だから孤独を嫌って、仲間と一緒にいたいと思う本能があるんだと思います。

だから草食動物は本能に従って集団で生活するんでしょうね。

 

それなのに人間の場合は、素直に集団にはなれません。孤独を寂しがる本能があるくせに、集団の中にはいたくないという人がたくさんいますよね。

何を隠そう、実は私もそのタイプです。

 

どうしてか?

どうして孤独が嫌いなくせに孤独を愛してしまうのでしょうか。

 

きっと、他の動物たちよりも本能が多すぎる、本能が複雑怪奇過ぎるんじゃないかと思っています。

 

孤独が嫌いなくせに、あの人より優れていたい、あの人より美しくありたい、見下されたくない、でも自慢もし過ぎたくない、ケンカにはなりたくない、何を言われるかハラハラする…

そのうち、ひとりの方が気楽でいいや、みたいになるんでしょうか。そして、ひとりになったらなったで、今度は「孤独」を感じてしまう。

 

人間って、困ったもんだと感じてしまいます。

テレビで、サルが木の上で幸せそうにのんびりと寝ている場面を見たことがあります。

 

明日何が起こるかなんて気にしないで、今の平和をじっくりと味わうことのできる動物の方が、もしかしたら人間より幸福かもしれない。

なんて考える今日このごろです。