同情するって、人間だけにあるのかなと思っていたのですが、アレッと感じることを本で読んじゃいました。
岩合光昭さんの「生きもののおきて」ですが、
数頭のライオンが一頭のバッファローに飛びつき、倒しました。
食べようとしたその時、バッファローが唸ったのでした。そしたら、そこに仲間のバッファロー達が集まってきました。
バッファロー達は、ライオンに近づいては脅され、また近づいては脅されを繰り返していたのですが、その中のひときわ大きな、二頭のオスのバッファローがとうとうライオンを追い払ってしまいました。
するとバッファロー達は、傷ついたバッファローを沼まで連れて行き、傷口をペロペロと舐めてあげました。
ライオン達は、あきらめきれなそうに遠巻きについて行きました。
ところがところが、2時間ぐらいしたら、草をのんびり食べていたバッファロー達はみんなどこかへ行ってしまい、傷ついたバッファローが一頭だけ残されてしまったのでした。
そして結局、最後にはそのバッファローはライオンに食べられてしまったのでした。
このバッファロー達は、きっと本能に従って行動したのでしょうが、どんな本能だったのでしょうね。とっても気になりました。
ライオンを追い払ったバッファロー達は、傷ついた仲間のバッファローに同情したのでしょうか。仲間を傷つけるライオンに怒りを感じたのでしょうか。
傷口を舐めてあげたのは、仲間を癒してあげたかったんじゃないかな、なんて思いたいです。
でも、最後に傷ついたバッファローを残して去って行ったのはどうなんでしょうね。
自力で生きることができなくなった仲間まで助けるという本能は、人類が登場するまではなかったのかもしれません。