よろこびも悲しみも -29ページ目

よろこびも悲しみも

人の心に興味があり、テレビドラマだったり、歌詞だったりで、いろいろ勉強中です。

同情するって、人間だけにあるのかなと思っていたのですが、アレッと感じることを本で読んじゃいました。

 

岩合光昭さんの「生きもののおきて」ですが、

数頭のライオンが一頭のバッファローに飛びつき、倒しました。

食べようとしたその時、バッファローが唸ったのでした。そしたら、そこに仲間のバッファロー達が集まってきました。

 

バッファロー達は、ライオンに近づいては脅され、また近づいては脅されを繰り返していたのですが、その中のひときわ大きな、二頭のオスのバッファローがとうとうライオンを追い払ってしまいました。

 

するとバッファロー達は、傷ついたバッファローを沼まで連れて行き、傷口をペロペロと舐めてあげました。

ライオン達は、あきらめきれなそうに遠巻きについて行きました。

 

ところがところが、2時間ぐらいしたら、草をのんびり食べていたバッファロー達はみんなどこかへ行ってしまい、傷ついたバッファローが一頭だけ残されてしまったのでした。

そして結局、最後にはそのバッファローはライオンに食べられてしまったのでした。

 

このバッファロー達は、きっと本能に従って行動したのでしょうが、どんな本能だったのでしょうね。とっても気になりました。

ライオンを追い払ったバッファロー達は、傷ついた仲間のバッファローに同情したのでしょうか。仲間を傷つけるライオンに怒りを感じたのでしょうか。

 

傷口を舐めてあげたのは、仲間を癒してあげたかったんじゃないかな、なんて思いたいです。

でも、最後に傷ついたバッファローを残して去って行ったのはどうなんでしょうね。

自力で生きることができなくなった仲間まで助けるという本能は、人類が登場するまではなかったのかもしれません。