ほとんどの野生動物がそうですが、
ライオンの狩りの場合も初めはストーキングからです。
ゆっくりと狙った獲物に近づいて、身を潜めてから一気に走り出します。
獲物が見えたとたんに獲物に向かって走り出すようなライオンはいません。そんなことをしたら獲物にすぐに逃げられてしまって、食事にありつけません。
どうしてすぐに逃げられてしまうのかといえば、動くと相手にすぐに分かってしまうからですよね。
野生の動物にとって危険な外敵というのは自分に向かって動いて来ます。向かってくるスピードが速ければ早いほど素早く察知して対応する必要があります。
これは、狩る側の肉食動物にとっても同じことで、獲物を見つけるには動くものを見つけることが最初です。動くものが獲物となることが多いからですね。
結局野生の動物にとっては、動くものに対して敏感に反応して反射的に対応するという本能があるわけです。
よく「腰を抜かす」なんていうことを聞きますが、これなんかは動かないことで外敵から逃れるという効果があったのかもしれません。
私たち人間も動くものには敏感に気づきますね。動かないものにはあまり興味が持てなくて、人間なのにまったく動かないでじっとしていて、マネキンか何かのように感じていたのに、突然動かれてびっくりなんていう経験がありました。
やっぱり人間も野生動物の一種なんですね。