よろこびも悲しみも -21ページ目

よろこびも悲しみも

人の心に興味があり、テレビドラマだったり、歌詞だったりで、いろいろ勉強中です。

昨日、石井裕之さんの本を読んでいて、催眠のことについて書かれていました。

 

催眠は注意を集中することで、

たとえば学校で先生の授業には集中できない生徒でも、テレビゲームのようなゲームにはあっという間に熱中してしまうという話で、この熱中や気持ちの集中が催眠状態なんだとか。

 

また、映画館に入るとどの座席が空いているかとか、周囲にどんな人が座っているんだろうとか、座席が汚れてはいないかとか、いろいろなことに注意が分散してしまいます。

 

けれど、いったん映画が始まると、座席も周りの人も消えてしまい、スクリーンに集中します。スクリーンに集中しているということにさえ気づきません。

気がついたらもう二時間も経っていた、と驚くばかりです。

 

人間のこの集中力はとても大事で、人類の成長の原動力のようにも思えます。

でも、進化という点で考えるとちょっと不思議にも思えます。

 

進化の歴史では、その時の環境で生存と子孫繁栄に適した種が生き残って子孫を残す、つまり進化するわけですよね。

でも野生の世界ではいつどこから敵が襲ってくるか分かりません。外敵から身を守るためには、いつも周囲に注意を分散させておく必要があります。

食事の美味しさに熱中してしまうようだったら、あっという間に外敵の餌食にされてしまいそうです。

 

と考えると、いつの間にこんな集中できる本能・性質が出来上がったのでしょうか。気になります。

きっと人間が火や道具を使うようになり、集団で生活し強くなったから誰かが何かに集中していても危険がなくなったのでしょうね。

 

無力な赤ちゃんが産まれてすぐにオギャーと泣いても外敵の餌食にされないようなころだったのだろうなどと考えています。