お芝居です!

photo:01



photo:02




DEAD STOCK UNION produces vol.29
『凡人の輝き』
作・演出 渡辺 熱
2014年11月18日~24日
ウッディシアター中目黒

【日程】
18日(火) 19:00
19日(水)14:00/19:00
20日(木)14:00/19:00
21日(金)14:00/19:00
22日(土)14:00/19:00
23日(日)14:00/19:00
24日(月祝)13:00/17:30

【チケット】
前売/3600
当日/3900
日時指定、全席自由

チケット発売開始:10月12日~

【出演】
元木行哉
ふじいあきら
三崎千香
中村高華
前野 恵
太田知咲
沢城千春
岩上円香
毎川一輝
浜川雄貴
林 礼華
亀谷理子
竹井京子
谷口暢子
木下真由美
牧野華奈
森田健一
松村美生子
渡辺 熱

【スタッフ】
美術 佐藤貴之
照明 林 高士
照明オペレート 柏木香織
音響 木下勝哉
舞台監督 ステージハットリザウルス
チラシ写真 福田俊介
宣伝美術 高橋杏里
制作 (有)デッドストックユニオン

【協力】
I AM エージェンシー
アンフィニー
M&I
オブジェクト
急な坂スタジオ
(有)希楽星
(株)クライバスチャン
ステージハットリザウルス
デペッシュ
マセキ芸能社
Modeling Office AMA
WORKSHOP101
(有)ワンダー・プロダクション
トランプのお話。

海外製の、特にラスベガスの古いトランプは高価で取引きされる場合があります。
マジシャンにはトランプコレクターも多く、僕もレアものを少しは持っていたりします。

トランプに興味の無いみなさんには、なぜトランプに価値が出るのか、分からないと思ったので、勝手に解説してみます。
しかも、なんとなく聞いた話です。詳細は未確認です。すみません(^^;;

(トランプに興味がないのに、その説明に興味があるわけが無い。というツッコミは無視します(^^;;)

ラスベガスでは昔、カジノホテルがそれぞれ独自のデザインでカジノで使うトランプ(英語ではプレイングカードPlaying cards)を作っていました。
そして、カジノで使うトランプはイカサマ防止の為、門外不出です。(お土産用のトランプは穴が空けてあったりコーナーがカットされていたりします)
ところが、経営方針の変化や経費の問題などにより、デザインが変更されたり、カジノ自体が倒産したりしてそのデザインが失われます。
すると、門外不出が解禁され、マジシャンやトランプのコレクターがデッドストックと呼ばれる、在庫のトランプを買い付けに行くのです。

もう新たに生産しない事が判明すると、それなりに価値が出ますが、そのカジノが人気であったり、デザインに人気があったりすると、更に価値が上がります。

また、これらのトランプは紙製なので、開封すると劣化が進みます。未開封であることもまた重要だそうです。更に期間限定で作られる希少デザインともなるとコレクターは狂喜乱舞です。
(^^)

最近ではネットオークションで取り引きが繰り返され、ただでさえ高騰するのに、希少デザインで、未開封で、ビンテージとなると、トランプ一組が数万円になる事もあるそうです。(^^;;

一組数万円のトランプとか見てみたいなぁ。(^^)
最終話

そのうち1年が過ぎ、タバコの匂いを不快に感じるようになり、タバコを吸いたいと思わなくなりました。

ところが、欲望埋没法には盲点がありました。最も深い禁止事項が禁止しなくてもよくなると、他の禁止事項は自然に解禁されてしまうということです。

僕は禁止していたことが、食事に関することだったので、かなり食べるようになりました。しかも禁煙すると鈍っていた味覚や嗅覚が細部まで戻るので、何を食べても美味しくなり、禁煙前に比べて、8キロも太ってしましました。

8キロはちょっとダメですが、禁煙すると必ず一旦体重が増えます。でもそれはご褒美だと思って、少しの間だけ、自分に優しくしてあげましょう。

2年もすれば、食欲も収まり、満腹にし過ぎないとか、野菜から食べるとかの緩やかなダイエットで体重は落とせます。

結果として、タバコのさまざまな不自由から解放された僕は、自由を満喫しています。

あと、僕の声がどうなったのかは、ライブなどで確認してくださいね。

タバコは心の監獄です。
「脱獄」を強くお勧めします。



おわり。
第七話

タバコをガマンするために考えた方法はこれ!

「欲望埋没法」

タバコを辞めるには、タバコを忘れなければならないのに、タバコだけをガマンすると、逆にタバコの事ばかり考えてしまって誘惑に負けてしまいます。

それならたくさんガマンして、気持ちがタバコに集中しなければ良いのではないかと考え、他の好きなものも一緒にガマンしたのです。

あまり好きじゃないものから順に禁止していきます。僕の場合は、

1.お酒
2.お腹いっぱい食べる
3.スイーツ
4.甘い飲み物
5.タバコ

でした。習慣になっている好きなものを禁止すればいいので、飲食に限らず、パチンコ、競馬などに行かないとか、女性の居る時間制のお店に行かないとか、自分に正直に「習慣になっている好きなもの」をみつけて禁止事項を作ります。

さて、禁止事項が決まったら、ひたすらガマンするのですが、そのうちタバコを吸いたくなります。そして、ガマンの限界が来たら、上記の禁止事項を1から順に解禁して行くのです。

ただし、ひとつ解禁したら最低3時間は次に進んではいけません。また、夜が明けたら禁止レベルは元に戻さなくてはなりません。

そうすると、なかなかタバコには辿り着けません。
「タバコが吸いたい!」を
「お腹いっぱい食べたい!」や
「アイスクリームが食べたい」に
すり替えてしまうのです。

欲望埋没法は功を奏しましたが、ちょっとした盲点がありました。



つづく。
第六話

禁煙を決心して部屋の喫煙具を全て処分し、3ヶ月が経ちました。しかし、禁煙の難しさはここからでした。

頻繁にタバコの夢を見るのです。その夢には大きく分けて2種類ありました。

ひとつは、禁煙の事実が無くなっているパターン。普通の日常として、旨い一服をする夢です。

ひとつは、ついうっかり吸ってしまって、禁煙に失敗してしまうパターン。自己嫌悪に苛まれます。

どちらにせよ、目が覚めれば「夢で良かった」と胸をなでおろし、夢でもタバコは旨いんだなぁと、変なことに感心したりして、そんな夢を平均3日に1度のペースで見ていました。禁煙を始めて3ヶ月が過ぎても、まだタバコは僕の周りをウロウロするのです。

これは何か戦略を立てなければ、ここまでの苦労が水の泡になるかもしれない!と、僕は知恵を絞り、タバコをガマンするための、画期的方法を思いついたのです。その名は、

「欲望埋没法」

タダーン!!



つづく。

第五話

とはいえ1ヶ月も経つと、ちょっと褒められるくらいでは耐えられない禁断症状が襲って来るようになります。

実はこれまで、タバコは吸っていませんが、どうしても我慢できない時は、他人の副流煙を吸っていました。ファミレスやカフェなどで喫煙席を選んだりして、恋しい香りを楽しんでいたのです。

しかし、ある日、完全にタバコの匂いから決別する決心をさせる出来事が起きました。それは、年配の喫煙者がタバコを吸った直後に話しかけて来た時、タバコと加齢臭で、とんでもない臭いになっているのに気づいた事でした。

その臭いは、性格や収入そして、外見をも凌駕する、ネガティブな理由になる程の強烈なものでした。

禁煙に失敗して、将来的に喫煙を続ければ、あの体臭になる可能性があるのだと思うと、まだまだモテたい当時独身の僕は、もう2度とタバコは吸えないなと心の底から思ったのです。



つづく。
第四話

たった1週間で、正に劇的な変化でした。今まで諦めていたあの歌が普通のキーで歌えるかもしれない。もう、いちいちキーを調節しなくて済むようになれるかもしれない。

それは、僕にとっては重要な、新たなタバコをガマンする理由でした。

しかし、禁煙を続けるにしても、1人で辛い思いをしていると甘えがでてしまいます。こういう時は背水の陣です。周りに禁煙していると吹聴して、簡単には逃げられないようにしました。

しかも、禁煙宣言は意外な効果もありました。それは、宣言したほとんど全ての人がめちゃくちゃ褒めてくれるのです。

曰く

「あんなに吸ってたのに2週間も吸ってないの?エラいねぇ!」

「やっぱりプロは意識が高いね」

などと、マジシャンとして頑張るよりも、遥かに褒めて貰えるのです。

僕にとっての禁煙の理由が増えました。

1.声を良くする。
2.カラオケが気持ちよく歌える。
3.褒めて貰える。

なんだか楽しくなって来たぞ。



つづく。
第三話

最初の2日間は思ったほど辛くなく、3日目になかなかのイライラが襲ってきたけど「このイライラ、禁煙してる感があるなぁ」と、たいしたことしてないのに頑張っている感を面白がってみたら、なんとか1週間が過ぎました。

しかし、禁煙1週間ともなると、タバコの事しか考えていない状態になりました。さすがに1人で居るとヤバいと思い、友達を誘ってカラオケに行きました。

もともとカラオケが大好きだったのですが、一般的な男性歌手の高音が出せなかったので、キーを2、3コ下げて、やっとこさで歌っていました。

ところが、たったの禁煙1週間にも関わらず、この日のカラオケでは、キーの下げ幅がいつもより少なくなり、実際に歌っても、とても気持ち良く歌えたのです。

「あれ?高音が出なくて悩んでいた原因って、変声期にシャウトしたからじゃなくて、タバコだったの?」



つづく
第二話

その病院は俳優さんや声楽家の方も多く通う病院でした。声帯の写真を撮ってもらったところ、かなり炎症があると。そして先生は机のカルテを見たまま、

「二週間ほど炎症を抑える薬を飲めば劇的に良くなりますよ。あ、タバコは吸わないで。はーい次の方!」

さらりと問答無用な先生の態度に、

「先生禁煙はムリっす!」

というタイミングを失ってしまい、薬を受け取って家に帰ってみたものの、寝室以外全ての部屋に灰皿とタバコがあるマイルームで禁煙など到底無理な話なのでした。

ただ仕事上、声が通らないのは自分だけの問題ではないし、通る声になるのは楽しそうだし、劇的に良くなるって先生は言ってたので、喫煙者天国の環境はそのままに、ダメなら吸っちゃえばいいや、くらいの、ゆる~い禁煙がスタートしたのです。

つづく。

禁煙を始めてから3年ちょっと、今ではヘビースモーカーだった反動でヘビー嫌煙家になってしまった僕なんですが、時々、禁煙の方法やきっかけなどを聞かれるので、書いてみようと思います。

というワケで、
連載!
「僕がタバコを辞めたワケ」
はじまりー(^^)

といっても最初は辞める気なんて全然なかったんです。タバコ好きでしたし。

ただ、公共施設の喫煙所で、他人の吐いた煙のなかでタバコを吸う不快感や、女性が求めるパートナの条件に、性格や収入ではなく「タバコを吸わない人」が1割くらい入っていること、タバコを吸う理由1位が「辞められないから」というカッコ悪さは気になっていました。

それと同時に、居酒屋などで店員に声をかけても気づいて貰えない事が多く、自分の声に問題がある事を認識しはじめました。

ただ、この時点では、まさかタバコが原因だなんて考えていませんでした。いや、考えたくありませんでした。

曲がりなりにも人前で喋る仕事なのに、声が通らない、滑舌が悪い、というのはマズいだろうと、たまたまみつけた演劇のワークショップに参加しました。そこで言われたのが、「あなたの声はヒドいので、紹介するから、一度病院へ行ってみなさい」との事でした。

専門家が聴いてもそんなに問題があるのか?乗りかかった船だ。病院へ行つてみよう!


つづく。