子どものピアノ練習について

練習が進まない理由ごとに書いています。




ピアノの練習が進まない理由 その2


◎精神的な理由



練習をしたくない子。

練習をさせたい親。

練習をさせない親。


練習をめぐり、親子ゲンカになることは

ありませんか?




1.子どもが練習に拒否反応


その気になれば時間はあるのに、

練習したがらないお子さん。



【説明】

それはピアノの練習が、面倒くさくて難しいからです。

お友だちと一緒にやるなら心強いのに、

一人でやるから寂しくて余計に辛くなってしまいます。


特に両手奏の初めが一番困難で、

気持ちが重く落ち込みます。



【対処法】

遊びたい盛りに誘惑に打ち勝って

ピアノの練習をするのは、とても立派なこと。

ぜひ、その頑張りを認め、褒めて、

応援する立場でいてください。


弾き方を教えなくても良いです。

見守ってあげてください。


なるべく頻繁に。

側にいるだけで良いので。






2. 練習しない子に親が参ってしまう


練習させたいのに

子どもが平気な顔でサボっている。

黙っていると、ずっと練習しないでいるうちに

レッスン日が来てしまう。




【説明】

真面目な親御さんほど、

「練習した?」と、毎日声かけをし、

声をかけないと練習しない子どもに苛立ち

次第にイライラが募ってしまいます。

そして「練習しないなら止めなさい!」 

の一言が、喉元まで込み上げて来てしまいます。






【対処法】

今一度、初心に返り


・どうしてピアノを習うのか?

・誰の為に習うのか?

・習うなら練習が必要、


これらを親子で確認しましょう。



子どもが親に対し

「習わせてくれてありがとう」

の気持ちを持つように。


子どもが、心から

「練習するから習わせてちょうだい」

と、言わないとダメです。




その上で、生活を見直し

一日のどこで練習するか、

ルーティンの中にピアノ練習を組み込むことを

親子で相談しましょう。


例えば

「ご飯、歯みがき、ピアノの練習」



練習カレンダー、

練習頑張り表、

ご褒美ポイントカード、

など、子どもに合わせて

励みになるよう工夫してみると良いですね。





3.親が練習に不熱心


そもそもピアノの上達には日々の練習が必要だと

分かっていない、

分かっていても、子どもに任せきりで関与しない、

これでは、練習が進まないのは当たり前です。


親の働きかけ次第で、子どものヤル気は変わります。


ピアノを習うと決めたなら、練習をする/させる。

できる努力をする。


ピアノに限らず、全ての場面で

やるべきことに真面目に取り組む。

誠実に力を尽くす。


それは、人としての生き方に

直結することだと思います。



子どもの未来がかかっています。


ぜひ、家庭の力を発揮してください。






4.その他


もしかしたら、

お子様は、ピアノが本当に苦手なのかもしれません。




とても不器用だったり、

楽譜を見ても覚えられなかったり、

頑張ろうとしても、どうしてもできないのかもしれません。


親御さんから見ても、教師から見ても、

お子様がいつもやりづらそうにしているなら、

それは、レッスンの内容がお子様に合っていない可能性があります。



本来、音楽は音を楽しむものであるべきです。

それは、ピアノを弾くことでなくても

別のやり方でできると思います。




レッスンを受ける必要があるかどうか、

受けるならどんなレッスンが望ましいか、

お子様の状態をよく見て

考え直す必要があるかもしれません。





つづく

ピアノの練習をさせたいけれど上手くいかないママ/パパ達へ伝えたいこと④ 











◆小髙ピアノ教室

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